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朝起きたら女子高生が勃ってた  作者: 小鈴なお
女子高生の家に女子高生が勃ってた
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8.3 冷や奴にミョウガのっけちゃう

 日向さん、文章長いな。

 

「えーと『こんばんは、池辻くん。ちょっと昼のことでいいかな……』、と。俺何かやらかしたかな」


「多分あれだよ。ドールハウスの、人がいまいちって言ったやつ」


 あれか。日向さんが作った人形。

 小月さんが止めたのに『他はすごいのに人はなんでこんな、こう、アレなの?』って俺が言っちゃったやつ。


「駄目だったかな」


「うーん、場合によるんだよね」


「場合?」


「平気なことの方が多いんだけどね。たっまーに地雷が埋まってるんだよね、奈美ちゃん」


「気にしてること言っちゃったのかな」


「内容っていうよりそのときの奈美ちゃんの気分かなぁ」


「それだと避けようがないけど。でも原因作っちゃったのは俺かな」


「きっかけを作っちゃったのはね。ちゃんと最後まで奈美ちゃんに付き合ってあげてね。そしたら明日には元通りだから」


 傷つけてしまったのかもしれない。とりあえずメッセージ読むか。読むってなんだろな。普通は見る、ぐらいだと思うんだけど。


 えーと。


 ぽん。


 さあ読むぞ、と思ったら次の長文が来てしまった。


「うわ、もう来た。どうしよう」


「池辻くん、なんか返事! 1分以内!」


「ええ……全然読んでないよ。なに返せばいいか」


「そうだねー、とかテキトーに相づち打っとけばいいよ」


「読まないで返事ってこと? それはさすがに悪いよ」


「反応時間のほうが大事なの」


「ええとじゃあ『まだ生きとるよ』、と」


 おばあさんが杖を突きながら目をカッと見開いているスタンプ。小月さんに教えてもらって入れといたやつだ。


「なんでいまそれ。まあいいや、また次くるからざっと眺めながらとにかく返事」


 いいんだ。

 とにかく反応するのが最優先、っていうのはほんとなんだろうな。

 

 不誠実な気もするが日向さんの扱いは小月さんの方が少しだけ慣れている。言われるがままにできるだけ目を通しながら返事。


 日向さんの攻撃、じゃなかったメッセージがはやい。とてもじゃないが全部読んでる時間がない。

 

 とりあえずかぶらないように、いつ使えばいいんだか分からないようなスタンプも返事に動員する。日向さんの文は漢字変換が大分怪しい上に、もう句読点も改行もなくなって早打ち状態。


 おおまかな話は「あのドールハウスの人形は、雰囲気を合わせるために抽象的な表現にしたつもりだったんだよ。よく見るとわりとよく出来てない? 出来てるよね? 上手だって言って。言え」みたいな内容だ。多分。


 でも途中から脱線して、『お母さんが冷や奴にミョウガのっけちゃうのやめてほしい』、とか書いてある。日向さんミョウガ嫌いなのかな。でも俺に言われてもなぁ……。

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小鈴なお
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