表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
朝起きたら女子高生が勃ってた  作者: 小鈴なお
学校で女子高生が勃ってた。のが見つかった。
20/72

5.1 超リアル美少女フィギア状態だ

 君はもちろん経験あるだろう。なぜこんなことになるのかが医学的に解明されているのか、それとも俺の煩悩が無意識下で暴走しているだけなのか。

 

 なんの話かって、もちろん『千穂ちゃん』の話であり、小月さんの話だ。


 今は5時限目、数学。富手とみて先生はわりと頻繁に小テストを行う。

 教師が教壇横の椅子に腰掛けてなにやら本を読んでいる中、クラス内はしんと静まりかえってただ筆記具が紙の上をはしる音だけが聞こえている。


 俺が発情する要素はゼロだ。

 ゼロなはずなんだ。


 ほんとこういうのなんでなんだろな。

 しかもわりと今はやめてくれ、みたいな時に。


 電車とかバスの中とか困るよな。頭の中で違うんですって一生懸命言い訳しつつ誰にも言えない、みたいな。……朝の俺は小月さんによこしまな感情を抱いたせいなので文句は言えないんだけど。


 今、本来前の席にいるべき小月さんはいない。というか席すら消えている。

 俺の『千穂ちゃん』の代わりに勃っている。

 

 席についた、机と椅子が一緒に小さくなった状態で向かい合っている。

 なんだろ、これ。小月さんが触れているものはセットでついてくるのか。


(小月さん、どうしよう)


 さっきから小声で話しかけているのだが、小月さんが相手にしてくれない。

 机や鞄もセットで小さくなった小月さん。

 勃ったことも気にせずに続きを解いている。

 

(まって。ちょっと今日の難しい。それどころじゃない)

 

 小月さんは小さくなっているので普通に話してもわりと同じようなボリューム。教室が静かで声が通りやすいせいもあると思うけど。


 小月さんが勃つのは今日だけで3回目、通算で4回目。

 いろいろ慣れてくるのは分かる。

 分かるんだけどこの状況で動じない小月さんってどうなんだろう。


 窓際の一番後ろとはいえ、小月さんは机の下でにょっきり出ている状態。俺は新しい何かに目覚めそうな不思議な開放感を味わっている。


 最初小月さんは斜めになってひっくり返りそうになっていたので、俺は少し身体を後ろに倒して小月さんの足下がなるべく平らになる姿勢だ。すっごく体調悪くてぐでっとなってるかんじ。


 誰かに見られないかひやひやしてる俺のほうがおかしいのかな。本来問題を共有すべき小月さんは相変わらず意に介さず小テストに集中している。


(なんで平気なの。教室だよ?)


(慌ててなんとかなるもんじゃないし。そのうちまた戻るよ)

 

(ばれちゃったらどうするの)


(どうしようねぇ)


 ……生返事。目の前の小テストのほうが重要らしい。


(いや、困るでしょ?)

 

(なんで? 池辻くんは私と付き合ってるのばれるの嫌なの?)

 

(そんなことないよ!)


 むしろ自慢したいぐらいだ。というか、そもそも今はそんな話はしてない。


 ただ本人がいいと言っているのでは対応もとりようがない。しかたがないので小月さんを眺める。


 物を考えるときは人それぞれくせが出るよな。俺はつい鉛筆まわしちゃったりなにか動いてしまう。小月さんは背筋を伸ばしてじーっとしている。目があっちいったりこっちいったりして、何か思いつくとなにやら書き込み出す。


 可愛い。これはほんとに意味が分からないぐらい可愛い。


 ミニサイズ小月さんがちょこちょこ動くんだよ。超リアル美少女フィギア状態だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
読んで頂き、ありがとうございます!
よろしければ★評価、ブックマークお願いします
(ㅅ˙ ˘ ˙ )♡

「竜のさきっちょ」
「いんちき奴隷館」
「ソーシャルディスタンス千香ちゃん(短編)」
もよろしくお願いします
--
小鈴なお
”script?guid=on”
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ