愛or哀
これから書くのはホントの話し。小説にちょっとアレンジするけど。
だからこれを知っているモデルにした人日読んでほしいんだ。
中学生の不器用な物語を。
Y君とSさん。学校ではあまりはっきりしないけど、付き合っている。
私がこれを知ったのはつい最近の、修学旅行のときの事だった。
ちょっと羨ましかった。それとSさんとなかのいい彼女も。
みんなキラキラ輝いていて、本物の「女の子」だった。
彼女達は可愛かった。純粋にそう思った。
彼女達の笑顔を壊してはいけなかった。
修学旅行から開けて一ヶ月、二人は別れた。突然に。
Sさんの友達の、彼女も別れていたから一瞬その二人の話しかと思った。
信じられなかった。あんなに幸せそうな彼女が別れるなんて。
Sさんはわらったまま。Y君もわらったままだ。
だけど、彼女の瞳は。彼を向いたまま。
これは私が思っただけなのだろう。そうなのかも知れない。だけど、Sさんは彼を避けて、声にも覇気が無くなった。
重い、愛、哀。
ねえ、彼は逃げるのでしょうか?
彼女の愛はどこへ廻るのでしょうか。
願わくば二人が幸せになれますように。
もしも周りが壊したと言うのなら、その情報が世界から隔絶されますように。
決して幸せな物語でもなんでもないこの話。
いびつな愛を、世界から救って下さい。