クロガネと呼ばれるつるぎの持ち主

　かつて村人として平穏な生活を送っていた子供。しかし突然の誘拐を受けて、子供は奴隷になる。
　そのまま月日が流れて四年。不慮の事故と共にようやく逃げ出せると少年が思ったとき、彼に望まぬ呪いが降りかかる。

　力という呪いが彼の人生に戦いと禍を呼び、生き残るための武器となり、同時にこの世に縛り付ける枷となる。
　それでも生きることを止めない少年が掴むのは、幸せか、それとも不幸なのか