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真司と麻子の物語  作者: 村松希美


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5/5

5 ストリートピアノ 真司と麻子versionヤング・シャーロックピラミッドの謎




 土曜日の午後、駅前の映画館。ポスターには「リバイバル上映」と大きく書かれていて、どこか懐かしい雰囲気が漂っている。


 真司と麻子は並んでチケットをもぎられ、暗い館内に入った。


「ねえ、これってかなり昔の映画でしょ?」

「そうだな。当時は珍しかったんだ。若い頃のホームズが描かれるなんて」


 席に腰を下ろすと、館内は年配の夫婦や、映画マニア風の若い観客でほどよく埋まっていた。

 照明が落ち、テーマ音楽が流れ出すと、麻子は小さく息を呑んだ。


 ――若きホームズとワトソンの友情。

 ――不思議な事件、謎の儀式、そして別れ。


 スクリーンの中の物語は、時を超えて新鮮だった。

 真司は映画を見ながら、横顔の麻子が涙ぐんでいるのに気づく。


「麻子……」と声をかけようか迷ったが、映画に集中している様子に任せた。


 上映が終わり、館内が明るくなる。麻子はハンカチで目元を押さえながら笑った。

「切なかったけど……素敵だったわ。友情と別れ、冒険と謎解き。すごく胸に残る」

「うん。俺もやっぱり好きだな、この映画。音楽もいい」


 映画館を出ると、夕暮れの駅前にピアノの音が響いていた。

 ロータリーの片隅に置かれた「ストリートピアノ」だ。人だかりの中、青年があの映画のテーマを弾いていた。


「……!」

 麻子は立ち止まり、耳を傾けた。


 たったたたーた たったたたーた

 たたたたーたたたー♪



 澄んだ旋律が、さっきまで見ていたスクリーンの情景を呼び覚ます。

 ホームズの孤独、友情の輝き、そしてまだ見ぬ未来。


 真司は麻子の肩をそっと抱いた。

「偶然にしてはできすぎだな」

「本当ね……。まるで、映画の続きを聴かせてもらってるみたい」


 旋律がクライマックスに差しかかると、麻子は目を閉じた。

 波動――そう、あの日読んだスピリチュアル本に書かれていた言葉がふと思い出される。

 同じ波動を持つ人だけが、出会い、共に生きる。


 麻子は心の中で呟いた。

(真司と私は、こうして同じ音楽に胸を打たれている。同じ波動なんだ……きっと)


 演奏が終わると、拍手がわき起こった。

 真司と麻子も自然に手を叩き、笑い合った。


「今夜は帰りに喫茶店でも寄るか」

「いいね。映画と音楽の余韻、もっと味わいたい」


 2人は駅前の人波に溶け込んで歩き出した。

 秋の夜風が心地よく、音楽の残響がまだ耳に響いていた。






読んでいただき、ありがとうございます。


私はストリートピアノものも5作品くらい書いています。


真司と麻子のストリートピアノの物語も書きたいと思い、アイデアを出して、AIが書きました。


映画ヤングシャーロック・ピラミッドの謎は、ホームズが女性を愛さなかったのは?というのを恋人説を採用して作られています。スピルバーグ監督の良い映画です。

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