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真司と麻子の物語  作者: 村松希美


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4/5

4 エンジェルサージ

「麻子、何、読んでいるんだ?」

 金曜日の夜、仕事から帰った真司が、リビングに座っている麻子に訊ねた。


「うん、スピリチュアルの本。あっ、真司、麦茶入れるね」


 麻子は食器棚からガラスコップを出して、麦茶を注いだ。テーブルに着いた真司が麦茶を一気に飲み干した。


「うん、美味い! それより、麻子、何でスピリチュアルなんだ?」


「それが……、職場でいろいろあって。女性が大勢いる職場は大変なのよ」


「それで、スピリチュアルか。何があったんだ?」


「最近、頼れるなあと思っていた同僚がよそよそしいの」

「ふーん。でも、よくあることかもな。仕事なら。親しいと思っていても、何でトゲがあるんだろうってことになったり。原因が分かってもどうにもできないこともあるな」


 真司は麻子をじっと見た。


「でしょ。だから、いろいろな考え方を身につけて心を守るの」

「へえ、麻子らしいな。スピリチュアルとは違うけど、コナン・ドイルって心霊研究もしていたなあ」


「えっ?そうなの?」

「ああ、当時は画期的だったんじゃないかな」

「ドイルって勇気あるのね。変人扱いされたかも知れないのに」

「そうだよな。心霊主義と推理って別物だけど、やっぱり、ドイルはすごいんだよ。ホームズの生みの親だしな」

「そうね……。スピリチュアルでは、同じ波動の人たちしか、友だちになったり、恋人になったり、夫婦になったりできないみたいよ」


「そうなのか? それなら、俺と麻子の同じものってなんだろうな?」


「ホームズじゃない?」

麻子はすかさず言った。でも、私は真司がシャーロキアンだから、夫婦になった訳じゃない。真司が優しいから……。でも、黙っていよう。


 真司もスピリチュアルの本に目を落とした麻子を見ながら、お前の優しいところだよっと心の中で呟いた。


 明日の土曜日は2人とも休みだ。真司は、麻子と映画にでも行こうかなと思った。







お久しぶりです。


昨日はAIが書いた小説を投稿しましたが、やっぱり、自分で書きたくなって、真司と麻子の物語を数カ月ぶりに更新しました。


設定に無理がありました。でも、素人小説なので、ご愛嬌。


設定の無理をこのシリーズから探してみてくださいね。


最後に、サージとは波動のことのようです。

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