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魔法

多分読む人いないけど遅くなりました。すいません!


「んーどうしようかなぁ」

念願の魔法!

と思ったら、なんと魔法の説明が一切無かったのである。


「まさか、他のスキルがないと使えないとか?いやいやそれは違うか。」


…違うよな?

辞めてくれよ。

そうだとしたら50ポイント無駄にした事になるし俺のモチベーションが奈落まで落ちる。


「確か土兎の使っていたのはストーンバレットとか……うわっ!!」


適当に言ってみたけど小さい石の粒が宙に浮かんでいる。

色々な意味で心臓に悪いな。

でも魔法!俺にも遂に魔法だ!

異世界好きなら誰でもテンションあがるだろ!

いや、異世界好きって言い方はおかしいか。

よし次だ次!


「やはり異世界定番の使いたい魔法をイメージして詠唱すればいいのか?」


俺は何とかして魔法を使おうとする。

でも土魔法ってあんまりメジャーではないから分からないんだよなー。

炎系の魔法なら分かるんだけど。


「土魔法だから土壁とか?『ウォーム』?それとも

『ストーンランス』?」


他にはー何だろ分からん。

……え、これだけ?

俺の想像力思ってたより低い?

他になんかあるだろ!

例えばだなぁ…


「あっ、「ストーンバインド』とかもある!」


……あれ?

魔法を考えるのに夢中になってたけど魔法発動してたわ。

壁とか生えてるし、どデカいランス浮いてるし、足が枝みたいな石に拘束されてるしでなかなかヤバい絵になってる。


「そうかイメージして詠唱したら勝手に発動するのか。」


うん。で、これどうしよう。


「……いや本当にどうしよう…」


その後、魔法は消そうと思ったらかってに消えた。

まぁ、砂となって崩れ落ちただけなんだが。


「げっほげっほ!砂ぼこり凄いな」


パッと消える訳では無いのは不便だな。

しかし、この砂を今度はパッと消えるようにイメージしたらどうなるんだ?

俺はもう一度ストーンウォールを出して、パッと消えるようにイメージした。

すると今度は何もなかったかのようにストーンウォールが消えた。

やはりイメージが大切なようだ。

そう言えばMPはどれぐらい消費したんだ?


ーーーーーーーーーーーーー

MP175/250

ーーーーーーーーーーーーー


「思ったよりはコスパいいな。」


魔法はジャンジャンとまではいかないがそこそこ乱発してもいいかもな。


「後は一番大切なことを確認しないとな」


一番大切な事は何かって?

勿論それは ───


「魔法は無詠唱じゃ使えないよなー?」


そう、無詠唱で魔法が使えるか否かだ。

本来なら逆なんだろうが俺はロマンの方をとる!

だって、スキルやステータス表示は無詠唱で実感が少ないからな。

魔法は小規模のストーンバレットでいいか。


『ストーンバレット』


俺は心の中で呟く1秒、2秒と経つが魔法は発動しない。


「完璧だ。完璧過ぎるぞ」


そこそこ燃費よくて予想してたより強くて、ロマンもある!

最高じゃないか!


「でも、MP回復はどうするんだ?寝るとかポーションがあるのか?」


今は眠くないし、薬草類もないからあとで確かめるか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ん?あれは土兎?いや、少し見た目が違うな。」


手で水を掬いながら俺は土兎のような兎を発見した。

俺はあの後薬草類が生えてないかと水場を探し、川に来ていた。

すると向こう岸に土兎に似た兎を発見したのだ。


「ユニークモンスターとかか?」


流石に距離がありすぎて分からないな。

もう少し近づいてみるか。


「僕の白兎に何をする気だ?」

「え?」

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