念願の?
あの蹂躙劇の後。
俺はステータスを確認し、興奮した。
「つ、ついにアレが使える!?」
ん?アレとは何かだって?
そんなの決まっているじゃ無いか。ま・ほ・う
「魔法だぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
そう運が良いのか悪いのか、いや倒したんだから運がいいんだ(多分)けれどブラック・モルフウルフの群れに遭遇したおかげでLVが8上がってLV29になった。
そして現在のステータスが
以下の通りのなる。
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ルナイク・ユーシア 16歳 男
HP980/980 人間(?) 盗賊
LV29 スキルポイント80
固有スキル
黒翼の盗賊団
通常スキル
隠密LV4
消音LV1LVUP可能10
気配察知LV4 偽造LV2
パッシブスキル
短剣術LV4
(技能『弱点必殺』『手加減』『カウンター』)
身体強化LV2→LVUP可能 20
鑑定LV2→LVUP可能 10
調理LV4 翻訳LV2
土魔法獲得可能 50
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お分かり頂けただろうか…?
そう、鑑定は後にするとして『消音』と『身体強化』を上げたとしても丁度50ポイント残るのだ。
「では早速」
『スキル身体強化LV2がLV3になりました。
スキル消音がLV1からLV2になりました。
土魔法を獲得しました。
土魔法を獲得した事により魔力視を獲得しました。
土魔法を獲得した事によりMPが解放されました。』
「よっしゃあ!これで俺にも魔法が───」
俺が喜んだのも束の間。
俺の身体に衝撃が走った。
何か身体がおも…い?
『土魔法の影響により身体に魔力を馴染ませるため一定時間個体名ルナイク・ユーシアを休眠させます。』
え?休眠?俺は熊か何かか?てかいつまで続くか分からん。あれ、突然…眠く……なって………きた…………
─── 俺意識失うの多くない?
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「はぁ、またか」
俺は仰向けになった姿勢からそう呟いた。
「せめて土魔法の説明欄に表示しといてくれよ…」
鑑定を上げてない俺が悪いのかも知れないけどさ…
「でも魔物に襲われてないだけましか」
そういって辺りを見まわすと昼頃、あれから時間は経って居ないようだ。
「あれ?これはなんだ?」
ちらほらと光のようなものがふわふわと浮かんでいる。これが魔力?
「『魔力視』ってスキル獲得したから見えるようになったのか?」
俺は意識を失っていたことがどうでもよくなり、魔力をまじまじとみる。
「凄えー今までで一番ファンタジーっぽい」
身体強化や短剣術はそれっぽかったけど『気配察知』なんて漁船レーダーだからな。
「そういえば、土魔法は何が使えるんだ?」
ステータス、ステータス〜♪
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ルナイク・ユーシア 16歳 男
HP980/980 人間(?) 盗賊
LV29 スキルポイント0
固有スキル
黒翼の盗賊団
通常スキル
隠密LV4 消音LV2
気配察知LV4 偽造LV2
パッシブスキル
短剣術LV4
(技能『弱点必殺』『手加減』『カウンター』)
身体強化LV3→LVUP可能
鑑定LV2→LVUP可能 10
調理LV4 翻訳LV2
魔法
土魔法
称号
憤怒の強奪者
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「ん?魔法の説明が何がない?」
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