ろくなもんじゃねぇ
安定の少なさ
時は朝方。
朝日が爛々と輝く、とてつもなく爽やかな中、一部の場所だけが魔物の死体が血みどろしく横たわっていた。
そしてその中心で俺は頭を抱えて座っていた。
「昨夜の記憶が一切ない……。しかも何故上裸？」
これって酒飲みすぎた人組の男女が朝起きたら裸でベットにいたのと同じじゃないか？いや、こんなに生々しくないか……
「とりあえずステータスみたら何か分かるだろ。」
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ルナイク・ユーシア 16歳 男
HP780/780 人間(?) 盗賊
LV21 スキルポイント90
固有スキル
黒翼の盗賊団
通常スキル
隠密LV3→LVUP可能 30
消音LV1LVUP可能 10
気配察知LV3→LVUP可能 30
偽造LV2
パッシブスキル
短剣術LV3→LVUP可能 30
(技能『弱点必殺』『手加減』)
身体強化LV2→LVUP可能 20
鑑定LV2→LVUP可能 10
調理LV4 翻訳LV2
称号
『ジャイアントキリング』
を獲得
セットしますか？
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「え？俺本当に昨夜何したの！？」
LV21！？たしか昨日はLV12だった様な気がしたんですけど？
LVUP可能なスキルもたくさんあるし自分で自分のこと怖くなってるんですけど！
「この称号外せないのか？これが原因だろうし危険分子は無くしておきたいんだけど。」
『称号を変更しますか？『不幸な男』or『ジャイアントキリング』』
ん？もしかしてこれ、変更しか出来ない？
『不幸な男』か『ジャイアントキリング』にしか出来ないのか？なら『不幸な男』
は絶対無しだから『ジャイアントキリング』は
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ジャイアントキリング
自分より強い魔物に遭遇しやすくなる
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…きっと昨夜ので疲れてるんだな。
さて、『ジャイアントキリング』の効果は
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ジャイアントキリング
自分より強い魔物に遭遇しやすくなる
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んんん？どうやら疲れてる訳ではないらしい。
「ロクな称号ねぇ！」
せめて格上の相手だとステータス微増とかあるだろ…格上に遭遇しやすいだけだとただ死ぬだけじゃねえか！
「はぁ、怒らなければ一応問題ないから称号はもうこれでいいや……」
用は昨夜みたいに夜に魔物から追い回されるという状態を作らなければいいんだ。うん、簡単だな。なら、さっさとスキル上げよう。幸い90ポイントあるんだし。
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