表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/10

3話

健司「ここに来て、楽しめない高校生はいない...


大人から子供まで楽しめる夢の国!ディズニーランド!


さあ!どうだ!楽しいだろ!」


香織「よくこの限られた下校時間でここに来させようと思ったね。」


健司「あー...まあその楽しいことを見つけるっていう話だったから...嫌だった?」


香織「別に。でもここには一度来たことがあるの。」


健司「高校生の時に来たのか?」


香織「いや、もっと小さい頃。小学生の頃に家族で一緒に来たんだ。」


健司「おお!じゃあ思い出の場所じゃないか!」


香織「でも全然楽しくなかった。こういうのが楽しいんでしょ?ってディズニーランドから言われてるみたいで、嫌だった。」


健司「えぇ...なんだそれ。ディズニーランドに来るやつでそんなこと思う奴いないぞ。」


香織「家族と一緒にテーマパークに来る人はこういうものが好き、高校生はこういうものが好き、男の子はこういうものが好き、女の子はこういうものが好き....強要されているみたいで嫌。」


健司「おいおい、別に強要してるわけじゃねぇだろ。ただそういう人が多いから出来るだけ多くの人が楽しめるようにと思って...」


香織「わかってる。そんなのわかってるよ。でも皆が面白いと思うものを面白いと思えないと、変わった子だって思われ...いやもうこの話はいい!友達でもなんでもない佐藤君に話すようなことじゃない!私はディズニーランドは好きじゃありませんでした!佐藤君の失敗です!もう時間なので帰ります!」


健司「え?おいちょっと待てよ!」


早々と香織は帰ってしまった。


友達でも何でもないとは酷い言われようだな。それに何だ?今までずっと無表情だったのに急に怒り出して。何かあったのか?...

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ