明智くんの推理
突如,織田くんが割り込んでくる.
へ(メゝメ´)/「おいコラッ浅井! 友情ドラマは後でやれ!」
へ("?ω・`)へ「ん?」
へ(メゝメ´)/「この俺様が待ってんだ!!」
へ("・ω?`)へ「なにを?」
\(メゝメ´)/「捜査だろがっ!! ボケナスのヘボ探偵!」
へ("*ω・`)へ「くぅ……」
そうだった.脅迫状事件を早期解決しなきゃ!
教室には,特別捜査本部のメンバー以外に,松平くんと十吉もいる.
へ("・ω・`)へ「あんたたちも参加するの?」
\(`PゝP)ノ「僕が呼び止めたんだ」
へ("・ω?`)へ「へ? どうして?」
\(`PゝP)ノ「尋ねたいことがあるからだよ」
へ(`・ц・')へ「明智,なにを尋ねたいんだ?」
\(`PゝP)ノ「ポストに入っていたという脅迫状は,キミが
最初に見つけたのかい?」
へ(`・ц・')/「母さんだ.俺が朝一番にポストから新聞とか
取ってくる訳ないだろ」
\(`PゝP)ノ「キミは虚偽の発言をしている」
へ(`・ц・')へ「ほう,さすが明智,よく分かったな?」
あれれ,松平くんアッサリ認めちゃってるしぃ!
明智くんが,自信に満ちた顔で話す.
\(`PゝP)ノ「実は,親にメッセージを送っておいたのだよ.
三行だけ書かれた紙切れが,ポストに入って
いたかどうかを,松平くんのお母さんに聞いて
確認して欲しいとね.その返信がさっきあった.
そんな紙切れは見なかったそうだよ」
それじゃ,松平くんが犯人ってこと?
\("・ω・`)ノ「あんたも,あたしのこと好きなのね!」
へ(`・ц・')/「違う.断じて違う」
またまた違ってるしぃ!
もう確実に自意識過剰,セルフコンシャス体質よ,あたし.
\(メゝメ´)/「おいコラッ浅井,真田にコクられたからって
調子こいて,いい気になってんじゃねえぞ!!
あいつは,頭がどうかしてるに決まってる」
へ("・ω・`)ノ「ちょっとあんた,今の発言は大福くんにも
あたしにも失礼よ! 刑法に書いてあるかは
知らないけど,罪になるんだから」
\(`PゝP)ノ「刑法第二百三十条,名誉毀損.公然と事実を――」
へ(メゝメ´)/「ポンカン,いちいち解説挟むな!」
\("・ω・`)ノ《明智くんって,刑法全部覚えているのかしら?》
彼は教室でいつも,ポケット版六法という本を開いている.
だから,今覚えている最中なのだろうね.