脅迫状事件発生!
ここに,また男子が二人やってきた.
\(`・ц・')ノ「やあ皆の衆,朝からなにを騒いでいるのだ」
\("・ε・`)/「朝からなにを騒いでるのきゃ」
へ(メゝメ´)ノ「おっ共康と十吉じゃねえか」
あたしたちに近づいてきたのは,松平共康くんと羽柴十吉.
十吉は兎も角として,松平くんが遅刻せずにくるのは珍しい.
なにか事件があったに決まっている.あたしの推理によるとね.
\("・ω・`)ノ「松平くん,なにか事件でもあったの?」
\(`・ц・')ノ「おう浅井,実はこんなのがポストに入ってた」
松平くんがスボンのポケットから,一枚の紙切れを出した.
短く三行で書いてある.
二年梅組のオチャコに伝えろ
これからはもっと織田としゃべれって
そうしないと納本寺を燃やすぞ
うん,これは紛れもなく脅迫状ね.
ここに書いてある納本寺は,明智くんのお家のこと.お寺なのよ.
だから彼,黙ってはいない.
\(`PゝP)ノ「刑法第百八条,現住建造物等放火――」
へ(メゝメ´)/「うるせぇー,いちいちケーホー挟むな!!」
\("・ω・`)ノ「ねえ明智くん,この事件はあたしが捜査するわ」
へ(`PゝP)/「浅井さん,これは犯罪だ.すぐ警察に――」
へ(メゝメ´)ノ「ポンカンは黙っていやがれ!!」
\("・ω・`)ノ「明智くん,一日だけ猶予をちょうだい」
へ(`PゝP)/「しかしだねえ」
\(メゝメ´)へ「ポンカン,黙れと言っただろがっ!!」
へ("・ω・`)ノ「あたしの推理でバッチリ解決するわ.ね?」
\(`PゝP)へ「分かったよ.でも,僕も捜査に加わるから」
へ("・ω・`)ノ「うん,お願い.一緒に事件を早期解決しよう!」
あたしは事件解決のために,全力を注ぐことに決めたわ.
二年梅組に,特別捜査本部を設置するのよ.名探偵オチャコがね.
\("・ω・`)ノ「捜査に参加する人は?」
へ('""∵""`)/「わたし,参加する」
さすが大親友.トシヨンなら大歓迎よ.
\(`・ц・')ノ「俺はパスだぜ.厄介事はごめんだ」
へ("・ε・`)/「おれっちもパスだぴょ.厄介事はオーメンだっぴ」
\("・ω・`)ノ「そう,分かったわ.織田くんはどうするの?」
へ(メゝメ´)/「参加してやろう.俺様の名前が書いてあるからなあ」
これで特別捜査本部のメンバー,総勢四名が決まったわ.ふふふ.
でも,ここで時間切れ.チャイムが鳴ったからね.