明智くんと織田くん
また一人,教室に入ってきた.クラスで一番に背の高い男子.
\(メゝメ´)ノ「どけどけ! 俺様が通れねえじゃねえか!!」
\(`PゝP)ノ「織田くん,おはよう」
へ(メゝメ´)/「コラッ光男,俺様に気安く話し掛けるな!」
\("・ω・`)ノ「ちょっと織田くん,そんな言い方ないでしょ」
へ(メゝメ´)/「おいコラッ浅井,ぶっ飛ばすぞー!!」
\(`PゝP)ノ「刑法第二百二十二条,脅迫.生命,身体――」
へ(メゝメ´)/「黙れポンカン頭! お前の家,燃やすぞ!」
\(`PゝP)ノ「刑法第百八条,現住建造物等放火――」
へ(メゝメ´)/「やかましい,ケーホー,クソ喰らえだっ!!」
やれやれ,この織田くんって,乱暴な俺様男子なの.
だから,明智くんとあたしは,いつもいつも大変よ.
へ('"*∵*"`)ノ「あの,織田くん,おはよう」
\(メゝメ´)ノ「なんだ前田,顔が真っ赤だぞ」
へ('"*∵*"`)ノ「え,わたしの顔,まだ赤い!?」
\(メゝメ´)ノ「まさか光男,前田にコクったのか!」
へ(`PゝP)ノ「いや,僕は――」
\(メゝメ´)ノ「お前がナンパなんて百万年早ぇんだよ!!」
へ(`PゝP)ノ「だから,僕はそんなこと――」
仕方ないので,あたしが織田くんのシャツを引っ張る.
へ("・ω・`)/「ちょっと織田くん,やめなよ」
\(メゝメ´)ノ「あ,お前,俺様のシャツ破いたな!」
\("・ω・`)ノ「最初から破れてたでしょ」
へ(メゝメ´)/「罰金一千万払え!! でねえと,ぶっ飛ばすぞ」
\(`PゝP)ノ「刑法第二百四十九条,恐喝.人を恐喝して――」
\(メゝメ´)/「だからケーホーいらねえって言ってるだろ!!」
へ(`PゝP)ノ「刑法は正義だから,必要だよ」
\(メゝメ´)/「黙れ,お前うっせぇーぞ!!」
へ(`PゝP)ノ「煩いのはキミの方だよ」
明智くんもなかなか強情.織田くんと互角にやり合うなんて.