オチャコと明智くん
あたしは,トシヨンと一緒に帰ることにする.
\(`PゝP)ノ「あの,浅井さん」
へ("・ω?`)へ「へ,なに?」
\(`PゝP)ノ「これをキミに――」
明智くんがカバンから綺麗な紙袋を出して,あたしに手渡す.
中には,ペーパーバックの本が入っていた.
A Study in Scarlet
\("・ω・`)ノ「あ,シャーロック・ホームズ,緋色の研究!」
へ(`PゝP)/「もしかして,既読かな?」
\("・ω・`)へ「ううん,英語版は未読.貸してくれるってこと?」
へ(`PゝP)ノ「よかったらプレゼントしようと思って」
\("・ω!`)/「ええっ!?」
なんだかラッキー!
でも,新品の本の匂いがするのだけど?
\("・ω・`)へ「ねえ明智くん,これ買ったばかりでしょ」
へ(`PゝP)ノ「そうだけれど,貰ってよ.キミが読んでくれるのなら」
\("・ω・`)へ「うん,ありがと,大好き」
へ(`Pゝ?)ノ「え?」
あ,あたし,ちょっと口走っちゃったしぃ!
\("*ω・`)ノ「あ,ええっと,そのあの,今のは,なんというのか,
そうそう勢いで.だからその,あたしってば,ほらほら,
友だちとしてね.うんうん,そう.だから,その――」
へ(`PゝP)/「少し落ち着いてよ,浅井さん」
\("*ω*`)へ「あっ,うんそうだ,あたし,落ち着こう!」
あたしってば,やだやだ,キョドリまくり全開モードだわ!
へ(`PゝP)ノ「浅井さん,僕はまだキミに告白なんてしないよ.好きと
いう言葉は大切にしたいからね」
へ("・ω・`)へ「え?」
へ(`*ゝP)ノ「でも,その時がきたら,そうハッキリ伝えるよ」
あれれ? いつも冷静な明智くんのほっぺ,少し赤くなっている.
でも逆に,あたしも,ちょっと恥ずかしくなってきちゃったかも.
\("*ω*`)ノ「うんうん,オーライ! あ,本ありがとね!」
早口で答えて,貰った本を素早くカバンに仕舞う.
まるで逃げ出すように,トシヨンと二人,教室から立ち去る.




