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トシヨンと大福くん

ここは私立,北琵琶学園中等部,二年梅組の教室.

朝一の新鮮な空気,凄くおいしいわねえ.

あたしはオチャコ,今日は一番乗りしてきちゃったよ!

二番目にやってきたのは,あたしの大親友トシヨン.


\("・ω・`)ノ「トシヨン,おはおはぁ~」

へ('""∵""`)/「うん,おはようオチャコ」


今朝もおかっぱヘアが可愛いわねえ.

このトシヨンってば,真田大福くんにお熱なの.うぷぷ.


へ("・ω・`)ノ「ほらほらトシヨン,大福くんきたよ」

\('""∵""`)/「ええっ,あっ,だ,だだ!」

へ(`・ν・`)ノ「オオッ,前田どうした!?」


奥手なトシヨンだから,あたしが背中を押してあげなきゃね.


へ("・ω・`)ノ「トシヨン,ファイト!」

\('""∵""`)/「うん,あの,だ,大福くぅん,おっはよ~!」

へ(`・γ・`)ノ「オウ,オハヨ.てか前田,テンション高過ぎ」


別のクラスの男子がきて,教室の外から,こちらに叫ぶ.


\(`'`7`'`)/「真田,先に行ってっからなーっ!」

へ(`・ν・`)/「オウ武田,オレもすぐ行く!」


大福くんと武田くんは,いわゆるサッカー少年なの.

それでいつも朝早くに登校してきて,自主練してる.

だから大福くんは,走って教室から出ていった.

次にきたのは,知的でクールなメガネ少年.


\(`PゝP)ノ「浅井さん,前田さん,おはよう」

へ("・ω・`)/「明智くん,おっはー!」

へ('"*∵*"`)/「おはよう,明智くん」

\(`PゝP)ノ「おや,前田さん,顔が赤いけど熱あるの?」

へ('"*∵*"`)ノ「え,わたし,そんなに赤い!?」

へ("・ω・`)へ「あのねえ,トシヨンは大福くんにお熱なの」

\('"*w*"`)/「わぁーオチャコ! 言っちゃダメーっ!」


トシヨンに,背中をポカポカと十回以上も叩かれちゃった.

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