第26話:航空技術者は鋼の航空機を目指す
「――天測航法を陸軍の航空操縦者育成のための基礎訓練として枠組みに新たに導入したい?」
7月9日。
立川飛行場に戻って技術者としての仕事を再開した俺に会いに来た藤井少佐からの突然の提案を受ける。
一体どうしたというのだろう。
天測航法って航空士としては基礎中の基礎ではないというのか。
「――ええ。先月の一件が終わった後よりしばらく皇国内本土の基地を回っておりましたが……技研所属の操縦者である我々以外、誰も六分儀の使い方を知らんのです。誰一人として夜間飛行についてのノウハウを得ていない。夜に航空機は飛ばないものだと思っている」
ウソだろ……なんてこった。
やり直す前の世界では考えたこともなかった。
陸軍には天測航法を扱うだけの技量がなかったのか。
皇国陸軍の夜間飛行。
海軍と違って皇国陸軍は普通に夜間飛行も当たり前のように行っていた。
なので俺は天測航法ぐらい扱えるものだとばかり思ってたし、海軍のパイロットもそれは普通に行えると聞いていたから、当たり前のように出来るもんだと思っていたのに。
一体全体陸軍はどうやって夜間飛行をやってたんだ?
「藤井少佐。陸軍は以前より夜間飛行訓練もあったと思います。一体どうやって天測航法無しに飛んでいたのですか?」
「地文航法ですよ。我々がこさえてる地図は海軍より正確なんです。ただそれは陸上やごく近海を中心とした話であって海上だと話は変わってくる。この間の迎撃は終始緊張しっぱなしでした。キ36で誘導してどうにか全機帰還は果たせましたが、とてもではありませんが現状の陸軍の教育体制に承服できません。近く航空総監部も創設されるとの事ですし、そこにかこつけて航空兵科専門教育の枠組みに入れていただけないかと」
信じられない。
地分航法なんて現在位置を見失ったらそれまでだぞ。
もしや俺が知らないだけで陸軍の喪失機には多数の未帰還機が含まれていたのではないか。
撃墜扱いにして隠してはいないだろうな。
確かに開戦当初は未帰還機が結構いたというが、俺はその原因が航続距離にあると勝手に思っていた。
いくら航空機の航続距離があっても未帰還になるのは、本来の未来ならば来年頃に試験飛行に赴いて亡くなってしまう藤井少佐自体が証明しているようなもの。
西条に進言し、もはや余剰パーツも殆ど無いBR.20自体は全て解体処分してしまったのでこの未来は回避できるはずなんだが……
それはそれとしてこの件については早急に何とかせねば。
最悪、航空総監部に彼を所属させて学習指導要領を作らせてしまおう。
「でしょうね。航空本部長補佐として大至急伝えておきますよ」
「ありがとうございます。では」
「藤井少佐!」
「はい?」
「航研機での活躍期待してますよ。是非30周は周回してください」
「がんばります」
ビシッとした敬礼と共に軽やかな足取りで去っていく藤井少佐の姿は現状の皇国の状況を表していた。
ああ……こんなに早く華僑が落ち着きを取り戻すなら、航研機の計画に参画しとくべきだった。
もっと凄い記録を出せたかもしれないのに。
皇国内は戦勝ムードではなかったものの、俺の予言に従った採掘によって油田が発見されて連日大騒ぎとなっている。
当初こそ百済を譲り渡したことが議会にて糾弾された西条だったが、こちらの切り札の1つである油田を使って世論の目を遠ざけることに成功した。
ウラジミールの歯軋りが聞こえるようだが、稲垣大将はその情報を聞いた際に涙を流すほどである。
それも表向き油田発見は西条の直属部隊によるものとしたので、批判をぶつけていた強硬派などは完全に押し黙る事となってしまう。
西条は上層部に対し"私は当初より必要なのは集だけだと申し上げたはずだ!"――といって強硬派の反論を許さなかった。
ますます陸軍において西条の発言力が高まるだけでなく、華僑の問題が解決しはじめた事で皇道派と呼ばれる今や少数派となった者達を取り込みはじめている。
西条のスタイルは自衛戦争二元論。
交渉の席は常に設けるが、東亜秩序維持のためならばどんな過激な手段も辞さない。
統一民国、集、皇国の三国を絶対防衛ラインと位置づけ、三国それぞれどの国が攻撃されたとしても参戦することを明確に宣言していた。
陛下もここには同調しており、ヤクチアを除いて国と国とが手を取り合う関係において戦わねばならないというならば参戦も致し方なしとは西条に伝えているが、特に集は最重要地域として守るよう伝えていた。
当然だ。
埋蔵量の桁が違う。
九州地方と同じ広さの土地から石油が採掘できる。
質は極めて悪いが、埋蔵量だけなら華僑全域が重工業化しても半世紀分ある。
戦時賠償などいらぬほどの利益が手に入るというわけである。
実質的に戦時賠償など殆どないような状況となったが、この油田の採掘権を手に入れるだけでおつりが来る。
ただし、独り占めはしなかった。
これには陛下の意向もあったが、共同宣言を出した上で採掘権を購入して集と皇国が売り上げを分配するだけでは、いずれ統一民国が集ごと奪いに来るのは明白だったので……
当初より三国協議によって採掘権を33%で3分割することにした。
西条は、"これで蒋懐石が野心を燃やさず我々を裏切らずにいてくれるなら安いものだ"――とは言っていたものの……
採掘権を購入して売り上げベースで50%を集に払った方がよほど皇国の経済状況が上向きになるのは間違いないとは言える……
それでも尚、三国の経済基盤を急速に整えるだけの埋蔵量があるからこそ、三等分した。
ただし、当初より西条に警告しているようにこの油田の採掘には相当な技術が必要。
常温で凝固してしまうほど石油の質が悪い。
そこで俺の提案により、サンライズ石油とユニヴァーサル・バキュームオイルことユニバックを頼ることになった。
採掘権は譲渡しないが採掘と精製を代行してもらい、売り上げベースで一定のロイヤリティを支払う形だ。
前者は親会社を"ロイヤル・クラウン"とする王立国家のCPと並ぶ巨大石油企業。
創業者の一族にロートシルト家がいるが、このロートシルト家は皇国の国債を毎回大規模に買い占める皇国の影の出資者であり大変信用できる人物。
信じられるだろうか。
我々が王立国家と戦おうというのに彼らは皇暦2601年においても国債を買うのだぞ。
後者は反トラスト法で分割されたユニヴァーサルオイルのユニヴァーサルイオイルニュージャージーと、ニューヨークを中心として活動するヴァキュームオイルが東亜地域での活動のために合弁会社をこさえたもの。
この二社の協力を仰ぐ最大の理由は王立国家とNUP双方に少なくない利益が移動し、集を東亜における最重要拠点と二国に認識づけさせるためにある。
NUPの駐留大使クラーク・グルーはこの行動を賞賛する一方で、恐らくNUPの現大統領はこう考えているだろう。
こんな事なら、戦争しないなどという公約を掲げずに素直に皇国を早期にひねり潰しておくべきだった……と。
石油に関しては国としてのNUPは中東ばかりに顔が向いていたので、こちらに気づかなかったのは失策だったな。
一応世界全体に目を向けてはいたが、丁度この頃は中東に視線が釘付けだった。
一方で将来的には自国でもシェールガスという形で石油採掘を行えるようになり、そのうち中東に興味を失っていく……というのが本来の未来の構図。
その後は金属資源のために東亜に着目するようになってくる。
企業としてのNUPは大陸の南側に着目して相次いで油田を発見し、採掘権を購入して大陸の南側の発展を促しつつも、自衛力の確保と称して売り上げの50%を現物支給という形で大量のいらなくなった兵器を譲渡することで、南側の石油産出地域では半世紀近くにも及ぶ内戦状態が続いて大変な事になる。
一方、国家としての王立国家。
こちらの方がNUPよりも中東にご熱心。
国としては東亜に一切の興味がなく、国営企業たるCPも同じくまるで東亜に興味がないので特段何か思う事はないだろう。
東亜に興味があるのは皇国のために油田を見つけてみたいとまで創業者の1人が語るロイヤル・クラウン。
つまりは企業としての王立国家である。
後に中東から大変に信頼されて優位な立ち回りを見せてCPが苦しむ事になったりもする。
そのロイヤル・クラウンは王立国家の現首相と対立関係にあるものの、王立国営企業であるCPとは手を組まなかった。
まるで信用できないからだ。
ロイヤル・クラウンの場合、創業者3名のうち2名が皇国と極めて関係の深い人物である。
先ほど述べたロートシルト家とは別に、クラウン商会と呼ばれる前身企業をこさえた創業者は皇国に渡って皇国にて商社をこさえ、そこを皮切りに成長して石油企業へと成長させていった人間。
貿易商にて成功したこの男はまたの名を"タンカー王"といい、かつて世界で最もタンカーを保有していた人物だったりする。
親皇国派であり王立国家首都の元市長である。
かつて皇国がヤクチアと戦った際、彼は当時の王立国家の首相を説得した。
高崎是清が当時の皇国60年分の予算を王立国家から借り受けた際に"間違いなく彼らは返済するであろうが、もしも何かあって返せなかったときは私が負債を受け持つ"――とまで言い切った男。
関東大震災が起きた際にはロートシルト家と並んで多額の資金援助を行ってくれた過去もある。
"常日頃彼らから手厚い支援を受けながら何の恩返しも出来ないとは失礼ではないですか!"――などと珍しく強気で西条に説明したところ、西条はあっさり折れた。
本当はヤクチアに大義名分が生まれるので油田発見はもっと遅らせたかったものの、百済を受け渡さなければ和平に至らなかったのだから仕方ない。
ならば少しでもNUPと王立国家の庇護を受けるしかない。
ちなみに上記二社は戦時中もずっと石油を提供してくれていて、特にサンライズ石油は王立国家船籍のタンカーを大量に横浜に向けて持ってきてくれたぐらいだった。
皇国は彼らの持ってくるガソリン類を石油業法により民間用途に限定はしていたものの、そこを逆手に取って戦の最中に良質なガソリンを提供し続けたのは他でもないこの二社。
どちらも横浜に王立国家とNUPの人間を据え置き、船籍も同じく母国とすることで潜水艦による攻撃を回避。
そればかりか、ヤクチアが攻めてくる皇暦2605年には運河を通って遠くユーグの地より100オクタンガソリンを運んでくる事すらした。
現在の皇国において流通する石油はこの二社で50%のシェアを持つが、この50%分に相当する量を皇暦2604年まで納入し続けた実績がある。
これは民間用途だったせいであまり知られていない事。
当然、その辺りも西条を説得する材料としている。
さて、俺の予想ではあるが、これで蒋懐石は皇国と二人三脚で歩まざるをえなくなったと考えているはず。
あの男は戦争の天才。
まるで機械化が遅れる華僑にて皇国と渡り合った軍師。
その彼ならすぐさまわかるはずだ。
集を強硬に奪おうとすれば再び泥沼の戦争となり、最終的に全てがヤクチアの手に渡るということが。
だからこそ一番先にこう言ったのだ。
"三等分で構わない"――と。
近く三国にて採掘権における新たな条約が調印される見込みだが、ここまでやってもまだ不安になるのは第三帝国の存在だろうな。
今最もジョーカーとなっているのがこの国。
ここがヤクチアと手を組んだ場合の戦況が恐ろしい。
第三帝国とヤクチア双方を迎え撃つなんて簡単じゃないぞ……
だからこそ、できる限り対抗手段は用意しておく。
◇
「え? 偵察機をやめちゃうんですか?」
藤井少佐が東京飛行場へと戻った日。
俺は四菱の技術者を集めて新たな航空機の設計を提唱することになっていた。
それまで偵察機とされてて開発していたキ51の機種変更である。
「ええ。本日付で航空本部より通達が出されたんですよ。偵察機はキ36で十分なのでこちらは襲撃機に変更すると」
「シェレンコフ大将の記録にあったANT-51とかいう機体みたいなものですかね」
ANT-51か……BB-1というべきかSU-2というべきか困る機体なのだが、ヤクチアの代表的な襲撃機といえばどちらかといえばIL-2やIL-10のが正しい。
襲撃機
またの名を対地攻撃機とも言う。
単なる攻撃機と異なる点は、機銃掃射による対地攻撃を主目的としている所。
地上部隊の支援のため、徹底的に敵の地上攻撃兵器や地上部隊を削る仕事である。
半世紀が過ぎるとガンシップとCoin機に枝分かれし、攻撃ヘリという存在も登場するが……
誘導兵器が誕生しても実質的後継種別を担うCoin機活躍の場は多く、いかに地上支援というものが重要かがよくわわかる。
よくこの手の機体だとJu-87Gのがユーグ地域やNUPなどでは有名なのだが、アレはヤクチアが大量に戦線に投入したIL-2を参考にJu-87をIL-2化させた機体であり、襲撃機の傑作機といえばやはりIL-2だろう。
これぞザ・襲撃機であり、各国に多大な影響を与えた。
一方で皇国にはこのIL-2に直接的な影響を受けた機体はいない。
キ93は明らかにSU-8のような双発機だったし、キ102も双発なばかりか、こっちは襲撃機としてプランが改められるキ51の後継機という名目で開発された割には、運用方針のよくわからぬ機体となっている。
本来の未来において誕生するキ51については今しがた四菱の技術者が口にしたANT-51……
つまりBB-1もといSU-2の情報をシェレンコフ大将から聞いて発案したもの。
そのため大活躍するIL-2よりもその前身となったBB-1/SU-2の影響がとても強い。
彼が皇国に持ち込んだ資料を基に偵察と襲撃機としての仕事双方が出来るようにと誕生したのがキ51こと九九式襲撃機である。
この機体は威力偵察などにも用いられたものの、とにかくその防御力の高さから非常に評判がよく、汎用性の高さから魚雷を装備して潜水艦すら沈めたことがある。
……なんで陸軍機の対地攻撃機が潜水艦なんて沈めているんだと言いたくなるが……気にしてはいけない。
……このように地味ながらに傑作機なのだが、キ36の改修プランを組む傍ら、俺はこの機体の設計について任されたのだった。
特に集周辺が戦場化しかねない現状においてIL-2は最も脅威となる存在。
シェレンコフ大将はIL-2の存在こそ知らないが襲撃機の恐ろしさを大変よく理解しており、陸軍に早急に作るよう促すのは本来の未来でも同じである。
とはいえ、このジャンルの設計……実は極めて難しい。
ただ装甲を増やせばいいというわけじゃない。
弾幕の中を飛び続けるだけの信頼性ある機体としなければいけない。
つまりそれなりに小型としながら、装甲も施されている状態でなければならないんだ。
それだけではなく生産性や整備性、そしてコストも兼ねたCoin機としての要素を満たさねばならない。
ここにおいてIL-2が恐ろしいのは液冷エンジンでありながら比類なき防御力と信頼性を誇り、機体は消耗してもパイロットは消耗しないパイロット第一主義みたいな設計から使い捨て同然で酷使されたこと。
それだけコストが低く、ヤクチアには3万6000機も存在していたという。
エンジンは航研機に使われたV12型液冷エンジンの発展型。
47Lという凄まじい大排気量とし、燃費を犠牲に1700馬力としたもの。
有り余るパワーを全て装甲に回していたが、エンジン自体は一昔前の極めてシンプルな構造だった。
これが逆に信頼性と生産性とコストを両立させたのである。
IL-2は7~8回ほど出撃したら1機ロストしていたというが、パイロット自体は高確率で普通に帰還している。
そのため、パイロットの一部は使い捨て飛行機などと呼んでいたが、過酷な戦況で戦闘機を使い捨て出来るなど普通はありえない。
しかも液冷だと弾幕の中でエンジンがすぐやられそうな気すらしてくる。
けれどもそんな事は全くなく、IL-2は殆どが味方陣地までは何とか飛んでパイロットが帰還を果たしていた。
この最大の理由は高張力鋼を全面的に採用した胴体構造にある。
元来、この時代の航空機と言えば応力外皮構造による全金属製か半金属製というのが基本。
応力外皮構造というのは骨組みに外皮となる金属を貼り付け、骨組の強度を外皮となる金属でも支える構造。
一般的にこれをセミモノコックと呼ぶ。
モノコックとは外皮とフレームの一体化を言い、主桁といったフレームを必ず持つ航空機の大半はセミモノコックであるわけだ。
だが王立国家と並んで不思議な構造を採用する事が多いヤクチアは、IL-2の前半分を鋼でもって完全なモノコック構造としてしまった。
それも極めて分厚く、それ自体が戦車並みの装甲を持っていた。
エンジン付近の一部には12mm鋼板まで採用していたぐらいだ。
操縦席近辺にはバスタブ状の装甲を採用しているが一体形成。
これが実に合理的。
後にNUPがこういった一連の設計を参考に第三帝国最強クラスの戦車狩りまで召集して生み出すのがA-10なわけだが……
A-10と同じく引き込み脚なのに完全にタイヤが隠れきらない構造で、胴体着陸が容易となっている構造についてはIL-2と戦った彼がNUPに採用しろと伝えていたもの。
ヤクチアがIL-2にて鋼に拘った理由はアルミは高価すぎるので装甲部分に多用できないからという事情があって、そこを利用して逆に完全なモノコックとすることで重装甲ながら重量増加を軽減した点は特筆に価する。
そこで俺もここは大いに参考とし、ハ43を利用して新たな襲撃機を作る事にする。
ハ43は新たな一式たるキ43が間に合わないので、すでにキ35の2号機に搭載されて評価試験が行われている段階にあった。
空襲事件においてキ35の2号機はまだハ33を搭載したままだったものの、立川に返却されたと同時に大規模な改修を受ける。
キ35の2号機は各部、とくに翼と主脚を強化。
より着陸しやすいようにしている。
貴重なエンジンゆえに着陸失敗による喪失は許されないためである。
ハ43を搭載した際の最高速度は620km以上に到達していたが、思ったより最高速度は伸びなかった。
原因は構造を強化したことで効率が悪くなった翼など多岐に渡る。
もっとスピードを出させる方法はあるものの、世界記録を出して騒がれたくないのであえてエンジン運用のためだけの強化にとどめている。
おかげでハ43がハ33譲りの信頼性を獲得しているなど、名機ともいえるエンジンであることがわかりつつあり……すでに量産化が決定されているのだ。
このエンジンを今後の新鋭皇国陸軍機は積極的に使っていくことになった。
よってハ43を搭載した上で、俺もIL-2と並ぶ高性能機を作ることにする。
SU-6と言ったほうが近いかもしれない。
実はヤクチアだけでなく、我が国にも非常に優秀な高張力鋼はあるのだよ……NS鋼やDS鋼というものが。
海軍が開発した技術だが、今のムードなら使わせてもらえるはずだから、IL-2に負けない機体が作れるはずさ。




