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世界の秘密

 世界を構成する要素は、物質と概念に分けられる。


 物質はこの手に触れられるもの。


 概念は思考の末に辿り着く解答。


 そして概念の先にあるものこそが、世界の外側。



 世界とは安定しているように見えて、実はとても不安定なものだ。


 目に見える世界は固定されていて、目に見えない世界の真実こそが、最も危うい爆弾を抱えている。


 世界の真実。


 その答えの一つが、『響都』という街。


 世界の外殻が最も脆い部分。


 ひび割れた部分。


 外側に繋がりやすく、だからこそ歪みが大きい。


 歪みとは世界そのものの歪み。


 本来有り得ないモノを生み出し、起こり得ない事象を起こす因果律。


 天牙の民もその歪みが生み出した一つ。


 人の要素を持った自然の化身。


 歪みから生まれた存在故に、歪みを修正する立場である人間とは相容れない部分を持つ。



 響都の歪みは『歪門』と呼ばれ、六つの封印が施されている。


 第一の封印は『星冥せいめい神社』。


 魔法師の聖地であり、土地の魔力と修行者の魔力で強力な封印が保たれている。



 第二の封印は『蔡皇陵さいおうりょう』。


 大王おおきみの娘である蔡皇が封印のための人柱として身を捧げた聖地。



 第三の封印は『那式之なしきの神社』。


 大和の国で最も力を持つ霊水が流れる場所。その力を封印に利用している。



 第四の封印は『氷軌門ひょうきもん』。


 災厄を避ける方角を門として祀って封印と為した場所。



 第五の封印は『亜蛇御山あたごやま』。


 山全体が蛇神の化身とされる場所。山を祀ることで封印を保っている。



 第六の封印は『ことわりの樹』。


 大和の国建国時から存在している霊樹。樹そのものが世界と同調しているため、封印の要となっている。



 これら六つの封印を総称して『六刻ろっこく』と呼ばれている。



 世界の外側へと逸脱するためにはこの六つの封印を破壊し、響都の街を本来の歪みに戻し、なおかつその歪みを加速させる必要がある。



 その為の行動の一つが、あの響都火災。


 あの事件では決して少なくない数の住民が命を落としている。


 歪門の地に捧げられた血と命が、歪みを加速させる礎となる。



 かの組織は可能な限り響都住民の命を奪った上で、六刻全てを破壊するつもりだろう。


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