表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

昔話(2)

久しぶりです!!

あの日から1年、拾われた先はとても幸せな家庭だった。


父がいて、母がいて、義姉と義妹もいる。


両親は現役時代に有名だったバトラーらしく、<<疾風の夫婦>>などと呼ばれていたらしい。


それを聞いて知らない人が「二つ名なんてつけられて恥ずかしくないのか……」と嘆いていたのはまた別の話。


僕はそれからいろいろな戦闘訓練を受けた。


朝起きると訓練、昼からは義姉や義妹と遊ぶ


そんな幸せな日常だった。


---------しかし、幸せはそう長くは続かない。


ある日突然、父が失踪したのだ。


当然探した。ありとあらゆる手段を使って……


近所の人にも聞いた。父の友人だったバトラーのおじさんにも聞いた。


しかし、見つからなかった。


僕らは絶対に強くなって父を見つけ出すことを誓った。


---一人を除いて……


母はその日から男嫌いになった。


曰く、「男なんて信用できない!!」らしい。


もちろん僕だって男だ。


炊事、洗濯、掃除はもちろん自分でするハメになった。


それどころか、目を見ただけで「その反抗的な目が気に食わない!!」とぶたれた。


何度も何度もぶたれた。


しかし、その度に義姉さんが助けてくれた。


そして、ひとつの約束をしてくれた。


その約束とは、「これからどんなことがあろうとも、私はあなたのそばにいるからね。」というものだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ