再会
(ねぇ、なんで?)
(なんで約束、覚えていてくれないの?)
(どうして、だれもボクを認めてくれないの?)
~~~第一話 再会~~~
ここは、<始まりの町>と呼ばれる迷宮のある町だ。
俺の名前は川田 優希だ。
まぁ、いろいろあって本名ではないのだがな……
今日、新しく学校の教師となる予定だ。
不意にこれでもか!とばかりに咲き誇ったピンク色の花---桜の花びらが舞い降りてくる。
だから脳が勝手に(そういえば桜は元気にしてるかな?)などという苦痛しか生み出さない思考を開始する。
学校に着くとまず、職員室に挨拶に行く。
俺のいる学校は、迷宮に潜る<バトラー>の育成学校だ。
朝の時間が忙しいのか先生は数人しかいなかったが、挨拶をして(とてもいい人たちばかりだった)、
時間がないので名簿も何も確認せずに、教室へ向かった。
「おい、全員座れ、いまからホームルームを始める。
ここにいない者……そこの席は誰だ?」
「えっと、詩川さんです。」
「詩川だと!?」
「先生?どうかされましたか?」
「いや、なんでもない……。」
「? ならいいですけど。」
(いや、まさかな……あいつらがここにいるはずがない。)
「それでは私の自己紹介を
ガラガラ!!
「「すみません~ 遅刻しま……え?」」
「詩川妹、早く席に着け。先生も、あなたが遅れてどうするんですか。」(あぶねぇ~、先に聞いてなかったらおもわず怒鳴ってそうだったな~)
「え!?……もしかして」「兄さん!?」
「俺はお前たちと何の関係もない、わかったら席に着け。」
「はい。」「申し訳、ありませんでした。」
あのふたりはなぜ落ち込んでいるのだろう?
俺がここにいることが不満なのかな?
ついに始まりました!!
こんな駄文を読んでくれている皆様に感謝です!!
感想、お待ちしております!!