表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
双蛇ノ縁ーソウダノエニシー  作者: 環林檎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

47/62

第47話ー頑張ったあとは(メシウマ回)ー

「浄めの炎!」

縁たちは自分たちに浄化の魔術をかけていく。

「あーさっぱりした!けど、ここまで体を使うとお風呂に入りたい!」

ユエがぼやく。

「次の街、瑠璃鎮(ルリチン)まで我慢だよ。さてさて、晩御飯をどうするかな。」

縁は空間術式をゴソゴソする。

ー身体も精神も酷使したから、カップラーメンとはいくまい…。かと言って火は起こせないし、保温魔法ぐらいか、ならロックブルを使ったビーフシチューを出すか。あとはロールパンがあればいいだろ。ー

縁はいきなり寸胴を取り出した。

「晩ご飯ですか?!」

ヤンガが嬉しそうに声をかける。

「いい匂いだ!洋風の料理ですね。」

ヤオも目がキラキラしている。

「岩場に住むロックブルという牛の肩ロース、すね肉をふんだんに使ったビーフシチューだよ。このバスケットのロールパンと相性抜群さ!」

縁は食器を取り出しながら言った。

「師匠ってホントどれだけ食事のストック持ってるのやら。」

ユエは目を白黒している。

「覚えてない!こういう時に便利だろ?心も体も疲れきった時に、レーションじゃ味気ないからな。」

縁は感慨深げに言う。

ーそう、体や心の疲労を無視してはダメだ。いずれ心が死ぬからな…。ー

縁はこれまでの経験を思い出す。

「さてさて!食べるぞ!合掌、いただきます!」

「「「いただきます。」」」

みなは一斉にビーフシチューにぱくつく。

「ほいしい!!すごい濃い!」

ユエは喜びの声をあげる。

「濃厚で赤ワインの風味効いていて、美味しいです!お肉もホロッホロで、うーん!」

ヤンガは初めての味に感動している。

「うまい!おかわり!!!」

ヤオは早速おかわりである。

「はいはい、急いで食べなくても鍋は逃げないぞ。」

縁は笑いながらついでやる。

アオバの家族は興味津々でそれを見ている。

「すまないな、アオバ。さすがに私でもお前たちの分は無いな…。おチビちゃんも鍋ひとつ食べそうだしな。」

縁はすまなさそうに言う。

「いえいえ、かまいません。我らも進化し人化できるようなったら、その味を探して旅をするのもいいでしょうね。」

アオバは蒼穹(ツァイチォン)を撫でながら言った。

「おお、夢があるな!その時は一緒に旅をしよう。」

縁は楽しそうに言った。


夕食後、縁は一つだけテントを出した。とても小さい。

「え、まさか師匠、1人だけテントで…?!」

ユエが絶句するのを、縁はポカっと叩いた。

「イテッ!」

「んなわけないだろ!特別なテントだよ。中入ってみな。」

縁は3人を促す。

「「「なんじゃこりゃー!!!」」」

「ふふふん。な!中は空間術式で拡張されてるから広いぞ!プライバシーはないけどな。」

縁は鼻高々である。

「ほんと空間術式って便利ですね。僕も使えるようになりますかね??」

ヤンガは興味深そうにテントを触っている。

「そうだな、そのうち3人にはレクチャーするつもりだ。まぁ空間術式は素質も必要だが、私は問題ないと思っている。ヤンガにはまだ思考共有(リンク)を教えてないから、また教えるからな。」

縁は今後の教育方針を伝える。

「教わることが沢山あって、楽しそうです!。」

ヤンガは嫌がりもせず楽しそうに言った。

「じゃ、3匹とも、私達はこの中で休むよ!アオバ、コンザ、夜泣き対応頑張れよ。コンザ、ここで甲斐性みせないと、男がすたるからな。じゃお休み!」

縁はテントの幕を下ろした。

新しい命が生まれた竜の家族と、結成してまだ新しいパーティーの夜はふけていく。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ