第39話ー旅の行方はー
中国語がよく分からなくて、名前のふりがながバラバラしてます。そのうち統一しますので、すいません。
ほろ酔い気分の縁に向かって、近づいてくるものたちがいる。
ヤオ、ユエ、ヤンガの両親たちである。
「随分と、ご機嫌ですね。」
思妍が微笑みながら酌をする。
「あぁ、佳々(ジャージャー)さん。皆さんの想いがこもった料理を食べたら、良い気分になるに違いないでしょう?」
縁は両手で盃を支えて言う。
「ありがとうございます。縁様のためでもありますがこれは我が子らへらの餞別なのです。これからは自分自身で食べ物を得て、食べなければなりませんでしょう?どうか故郷の味を覚えていて欲しいのです。」
徽因は寂しそうに微笑んで言った。
「そうだな。故郷の味というのは一生残るものだ。忘れられなくて、恋しい。でも、だから活力になる。」
縁はつくねをもぐもぐしながやいった。
「あの時、母がこうやってみじん切りをしていた、こうやって肉だねを捏ねていた…意外に各家庭によって細かいところが違う。そういったところがヤオたちの、感性の一部を作っている。」
縁は全員の杯に酒を注ぎながら続ける。
「父親のこともよく見ている。薪を割る時の割り方。割った形。親子で自然と似てくるんだよな。皆さんの在り方ひとつひとつを真似て、ヤオとユエ、ヤンガは成り立っている。ま、そこにこれからは私が入り込む訳だが…。」
そこで縁はクイッと杯を飲み干す。
「みなの思うところはひとつ、我が子の安全。」
と区切った。家族の者全員が沈黙する。
「安心して欲しい。私には使い魔が沢山いる。そのうちの足の早い鳥を3人に与える。ナンバーズのマルチデバイスの速度とは雲泥の差だが、定期的に連絡を取り合うことができる。それで安心できるとは思えないが、この鳥は私が世界中を連れて回った鳥、マーカーしたところに必ず行くことができる。ヤンガまだ未知数だが、ヤオとユエには転移魔法も教える予定だ。後は私が全力を尽くして守る。命をかけて。」
縁は真剣な目をして言った。
「本当でございますか。」
珍しく語気を強めて陳宇が言う。
「あぁ。この滝野縁、No.5(ナンバーフィフス)、強欲のグリードの名にかけて守ろう。私がかけられるのは、過去の名誉と命だけ。勘弁してくれるか?」
「承知しましょう。」
志強が言った。
「陰陽の乱れを沈めたら、ふたりは帰ってきますか?」
徽因は恐る恐る聞く。
「ーーーすまない。私はその答えを持たない。ただ、陰陽の乱れが整えば、世界を遍歴する必要は無いと考える。ただ、この世の陰陽の化身、只人と同じ生は歩めぬ。ただ、ヤオとユエは常に共にある。それだけは覚えておいて欲しい。」
縁はみなを見渡して言った。
「独りじゃないなら、充分です。ね、佳々。」
「ヤオと一緒なら。大丈夫。徽因。」
2人の母は涙を浮かべて抱き合った。思妍はそのふたりの肩を抱く。
「大丈夫と信じましょう。我が子のために。」
思妍も泣いている。
「こらこら、湿っぽいのは、辞めようって、言ったじゃないか…。」
気弱な陳宇がその黒い瞳に、涙を浮かべて言った。
「そ、そうだ!晴れの日なんだから。楽しく送ってやらなけりゃならない。」
志強の目にも涙が光る。
どうしたどうしたと近づいてきていた、ヤオとユエとヤンガの目にも涙が滲む。
ーここで泣いたらダメだ。ー
みんな思った。だって別れではい、旅立ちなのだから。
縁でさえツンとくるものがあった。親しい人々との別れ。いく度経験してもなれることの無い痛み。
「皆さん、もう1回乾杯して湿っぽい気持ち、流しちゃいましょう。」
縁は務めて明るく言った。
「では縁様、乾杯の音頭を。」
と陳宇。
「用意はいいか?酒は注いであるか?それじゃあ〜みなの前途を祝して、かんぱーい!『かんぱいーい!!!』」
と縁は白酒を一気飲みした。みなも一気飲みする。
「かぁーしみるぅ!」
身も心にも染みる酒であった。こうして宴はふけていく。
「あぁ、佳々(ジャーチャー)さん。皆さんの想いがこもった料理を食べたら、良い気分になるに違いないでしょう?」
縁は両手で盃を支えて言う。
「ありがとうございます。縁様のためでもありますがこれは我が子らへらの餞別なのです。これからは自分自身で食べ物を得て、食べなければなりませんでしょう?どうか故郷の味を覚えていて欲しいのです。」
徽因は寂しそうに微笑んで言った。
「そうだな。故郷の味というのは一生残るものだ。忘れられなくて、恋しい。でも、だから活力になる。」
縁はつくねをもぐもぐしながやいった。
「あの時、母がこうやってみじん切りをしていた、こうやって肉だねを捏ねていた…意外に各家庭によって細かいところが違う。そういったところがヤオたちの、感性の一部を作っている。」
縁は全員の杯に酒を注ぎながら続ける。
「父親のこともよく見ている。薪を割る時の割り方。割った形。親子で自然と似てくるんだよな。皆さんの在り方ひとつひとつを真似て、ヤオとユエ、ヤンガは成り立っている。ま、そこにこれからは私が入り込む訳だが…。」
そこで縁はクイッと杯を飲み干す。
「みなの思うところはひとつ、我が子の安全。」
と区切った。家族の者全員が沈黙する。
「安心して欲しい。私には使い魔が沢山いる。そのうちの足の早い鳥を3人に与える。ナンバーズのマルチデバイスの速度とは雲泥の差だが、定期的に連絡を取り合うことができる。それで安心できるとは思えないが、この鳥は私が世界中を連れて回った鳥、マーカーしたところに必ず行くことができる。ヤンガまだ未知数だが、ヤオとユエには転移魔法も教える予定だ。後は私が全力を尽くして守る。命をかけて。」
縁は真剣な目をして言った。
「本当でございますか。」
珍しく語気を強めて陳宇が言う。
「あぁ。この滝野縁、No.5(ナンバーフィフス)、強欲のグリードの名にかけて守ろう。私がかけられるのは、過去の名誉と命だけ。勘弁してくれるか?」
「承知しましょう。」
志強が言った。
「陰陽の乱れを沈めたら、ふたりは帰ってきますか?」
徽因は恐る恐る聞く。
「ーーーすまない。私はその答えを持たない。ただ、陰陽の乱れが整えば、世界を遍歴する必要は無いと考える。ただ、この世の陰陽の化身、只人と同じ生は歩めぬ。ただ、ヤオとユエは常に共にある。それだけは覚えておいて欲しい。」
縁はみなを見渡して言った。
「独りじゃないなら、充分です。ね、佳々。」
「ヤオと一緒なら。大丈夫。徽因。」
2人の母は涙を浮かべて抱き合った。思妍はそのふたりの肩を抱く。
「大丈夫と信じましょう。我が子のために。」
思妍も泣いている。
「こらこら、湿っぽいのは、辞めようって、言ったじゃないか…。」
気弱な陳宇がその黒い瞳に、涙を浮かべて言った。
「そ、そうだ!晴れの日なんだから。楽しく送ってやらなけりゃならない。」
志強の目にも涙が光る。
どうしたどうしたと近づいてきていた、ヤオとユエとヤンガの目にも涙が滲む。
ーここで泣いたらダメだ。ー
みんな思った。だって別れではい、旅立ちなのだから。
縁でさえツンとくるものがあった。親しい人々との別れ。いく度経験してもなれることの無い痛み。
「皆さん、もう1回乾杯して湿っぽい気持ち、流しちゃいましょう。」
縁は務めて明るく言った。
「では縁様、乾杯の音頭を。」
と陳宇。
「用意はいいか?酒は注いであるか?それじゃあ〜みなの前途を祝して、かんぱーい!『かんぱいーい!!!』」
と縁は白酒を一気飲みした。みなも一気飲みする。
「かぁーしみるぅ!」
身も心にも染みる酒であった。こうして宴はふけていく。
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