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少女、お花さんと出会う

それから数日が過ぎた...


もしかしてこの世界って人間が居ない?待てども待てども誰も人が通らない...まぁ通った所で野に咲く花の俺には何も出来ないが、小型の魔物(俺基準)とか野生動物が通るくらいで人っ子一人通らない


そんなある日の事、あれは人間...の女の子?


ファンタジーな世界だが耳は尖っておらず、獣耳や尻尾も無いエルフや獣人ではなさそうだ...日本なら小学生くらいだろうか?...女の子は野に咲いてる花を摘んでいる。


女の子は俺に近付いてくる。


もしかして俺も摘まれる?!


綺麗なお花...見た事無いお花だけど、お母さんにあげたら喜ぶかな?


女の子の手が迫る。摘まれたらどうなるか分からない...死ぬとは限らないが...


摘まないで!いや摘んでもいいけどせめて根っこごと引き抜いて!心の中で叫ぶ


えっ!声が...お花さんが喋った?


えっ!俺の声が聞こえるの?


あの、えっと聞こえて居ます...本当にお花さんが喋ってるんですか?


えっと、そうみたい...でもまさか言葉が通じるとは...


お花さんはなんて名前のお花なんですか?この近くの町に住んでるんですけど、お花さんみたいな花は見た事無いです。赤くてとても綺麗で...


俺か?俺はカーネーションだけど、この辺には生えて無いの?


多分生えて無いと思います。お花さんみたいなお花があったら目立つと思うので...あの綺麗なのでおうちに連れて行ってもいいですか?病気のお母さんが喜ぶと思うので...


お母さん病気なの?お見舞いか...別にいいけど、抜くなら根っこごと抜いて鉢かなんかに植え替えて欲しいかな?この身体じゃ動けないし...


分かりました...持ってきますね


それから、時間が過ぎる。あまりにも遅いから、喋る花なんて気持ち悪いから、もしかして女の子は戻って来ないのかもと思っていたが女の子はスコップを入れた鉢を抱えトテトテと歩いて戻ってきた。


ごめんなさい、いい大きさの鉢を探してたら遅くなっちゃいました。


いいんだよ...気にしてないから


嘘です本当は戻ってこないかもって思ってました。だって喋る花なんて気持ち悪いもん、俺なら黙って逃げ出すね...そう考えるとこの子はとてもいい子だ...しかも病気の母親に持っていく花を探してたみたいだし、俺は前世の母の事を思い出す。母さん親孝行出来なくてごめん


そんな事を考えてる間に鉢への植え替えが終わった。


えっと俺はリィン...カーネーションのリィンだ、改めてよろしく...


カーネーションさんはリィンさんって言うんですか?私

リリアーナって言います。リアって呼んでください

リィンはリア(ヒロイン)と出会いました。この後リィンはどうなるのでしょうか

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