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エピソード0 「転生前、俺は、、」

プロローグ

2024年、5月27日。東京都渋谷区 天候:雨

スクランブル交差点のそばに聳え立つビルのテレビに、一本の速報ニュースが流れていた。

「速報です。東京都目黒区に住む17歳の一条亜里いちじょうあさとが今日10時ごろ意識不明のまま発見されました。警察の調査によると原因は不明ということでーー。」

ー2年前ー

桜が目立つ春の季節。一人の少年が小道の中を走っていた。

「はあっはっ!やべえー! 高校初日だっていうのに遅刻するー!」

俺、一条亜里! この春から高校生になるんだが、、今絶賛遅刻中!!

昨日徹夜で新発売のゲームやり込んでて寝坊してしまった!

俺はいわゆるゲーマなのだ。

「ウオォー!なんとしても遅刻しないでやるうう!」

5分後、なんとか教室についた。あ、あぶねえー。

「よっ。初日だっつーのに遅刻かよwアーサツ」

「ち、違うし。1分セーフだしっ」

この人は中学からの友人、戸田時正(戸田時正)だ。名前が歴史人物ぽかったからよく「将軍」だの「殿」だの呼ばれていた。こいつからだけ「アーサツ」と呼ばれていた

「まあそれはそうとアーサツ部活どーすんの」

「もちのろん、バスケやるよ」

「フーン、、って先生きた!お前も早く座れ」

「お、おう」

俺は急いで席に座った。一時間目は簡単に自己紹介する時間だった。なんだかんだ見てても、今年のクラスとは仲良くできそうだった

6月。クラスにとても馴染めて、最高の高校生活を送っていた。

だが、、その最高な高校生活の終わりが迫っていた

ある日俺が廊下を歩いていると、ある光景を見てしまった。同学年の男子高校生が3人の上級生にいじめられていた。

俺は何も考えていなかったのに体が勝手に動いた。「おい!! 何してんだよ! 嫌がってるだろーが!」

「なんだよえらそーに、、ほう。こいつとはえらい違いにつよそーで度胸があるじゃねーか、、」

3人とも俺をじろじろと見てくる。気分が悪いが、ここで手を出したら大ごとになるし部活に参加できなくなるだろう。落ち着け俺、、。 「その度胸がどんなものか、、今度見せてもらおうじゃねーか。今日は見逃してやる。」今日はなんとか大ごとにならずに済んだ

が、今後何があるかわからないから要注意しておこう。

「大丈夫かよ、、。」 「は、はいおかげさまで。ありがとうございます」 「いいてことよ」

俺はそこでそいつと別れた。

1週間後、あの上級生とは何もなかったので、てっきりもう飽きたことなのかと思い込んでいた。あんなカッコつけてたくせに。だが俺の考えは甘かった。事件が起こったのはこの日の朝。

いつも通り廊下を歩いていたら、急に先生が俺に話かけた。 「一条くん。ちょっといいかね。」

「あっはい、、、、構いませんが?」なんか顔色が良くないがどうしたのだろうか。

校長室にて。校長先生は俺に話しかけ始めた。 「亜里くん。これはどういうことかね。」その時、校長先生がありえないものを俺に見せてきた。先代の校長の額縁に落書きがされてあったのだ。「え、、どういうことって俺が聞きたいですよ」 「とぼけるんじゃない!!」校長は急に怒鳴った。「嘘をついても意味はないぞ!証拠人もいるのだ。」突然背後からドアが開けられる音がした。「いやあ〜君がこんなことをやってるとは信じたくはなかったけどねえ〜俺たちがこの目で見てしまったのだよ。白状しな。一条くん♫」

あの上級生たちだった。「ふざけるな!大体俺はこんなことやってないしこいつらが仕掛けたんだぞ!」

「あれえ〜しかけたのを見たのかな〜」「・・・・。」もう何も言うことができなかった。

結局俺は1ヶ月の通学禁止と言い渡されてしまった。

一ヶ月後、俺はまた学校へと通学し始めた。俺はまだくじけてない。そう。まだ直せる可能性はあるのだ。地道に行こう、、、、っては? 教室に来たら俺の机がなくなってた。そしたらまたあの上級生が登場して「ねえ〜知ってる〜? こいつ高校生だっていうのにまだお漏らししてるし、自分で起きられないんだって〜」なんだよそれ真っ赤な大うそじゃねえか!だがみんなは俺のことで爆笑していた。かなり信じているみたいだった。

それからというもの、俺は耐え続けた。クラスでいじめられようと学校全体から虐められようと。だが高2の頃の春、俺の心は完全に折れた。もう、、俺はこの世にいる意味はない。だから引きこもってもいないのに、俺はこの手で自分という存在をこの世から消した。

こんにちは転生大賢者です。いつもはタメ口ですが今回はコンテスト用の小説ということで敬語で話します。

0話はとても悲しい話ではありますが、本題はここからなので是非見てください。

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