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それしかない


誰かと同じではない


だが


人とは違うという


ただそれだけのこと



なにか特別な


気の利いた言葉


投げかけている


わけじゃない



そんな余所行きの


思いが胸に


溢れているなら


こんな場所で


足踏みしている


はずもないだろう




ここにおいでよ


ここまでおいでよ


自信をもって


唱えられるなら


暗がりだとか


居場所だとか


何度も


振り返るわけ


ないだろう




それでもここへ


訪れるきみは


なにを求めて


なにを感じている


抱える秘密


ぼくには


届かない



あくまでも


きみは


ぼくの


言葉を拾って


自分との


違いを


抱きしめた分


得をするのだ



その優越の先


神か


友か


それをきめる



その差異の先


あなたか


わたしか


それをわらう



どこかで誰かの


闇をさらい


いつしか誰でも


光のなかで


どこかの誰かと


比べて笑顔




それは


きみなのか


ぼくなのか



あなたなのか


わたしなのか



栞をはさんで


また来てみれば


それしかないと


知ることになる



まったく同じ


人などいない


泣くも笑うも


好きも嫌いも




それしかない


それしかない


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