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04 ミスキ


 辺りには何も無いその建物。


 出迎えてくれたのは、私と同い年くらいの少女。


「すまんが道に迷ってしまってな、町の方角を教えてもらえるとありがたいのだが」


 幌馬車の中で眠るふたりを見た少女、小声で手招きしてくる。


 念のためにとノルシェを残し、少女の案内で建物の中へ。



「町まで行くなら明日、明るくなってからの方が良いですよ」


 聞けばこの辺りの夜はかなり物騒で、野盗や人さらいが活発とのこと。


「良かったら今夜はここにお泊まりになられては」


 可憐な少女からの夜のお誘い、ここで断ってはチームモノカのリーダーの名に傷が付く。



「私の名はモノカ。 仲間と共に諸国行脚中の旅の騎士であります」


「私はミスキ。 この孤児院で暮らすひとりです」

「まずはお仲間の方々を呼んでご夕食でも」


「かたじけない」



 幌馬車へと戻り、ノルシェと起きていたふたりに事情を説明。



 今晩は、みんな揃って孤児院のご厄介に。


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