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初めまして犬です。

前書きです。

初投稿です。

よろしくお願いします。

 吾輩は犬である。名前は「クロ」

 そしてここは...ここは...ここどこ?



 見渡す限りの緑の大地、天気は快晴、風も心地いい、こんな所を走り回ることが出来たらきっと気持ちがいいだろう。


  でも今はそんな場合ではない。一刻も早くご主人様の元に帰らなくてはならない。

 もしかしたらご主人様は、急に僕がいなくなって泣いているかもしれない。

  もしくはあいつらに怪我させられてる可能性もある。

  とにかくご主人様を探なくては、この場所にはまた今度連れてきてもらおう。そうしよう。




  僕の名前はクロ。ここ海野家の番犬である。

  さっきも、不審なちょうちょが入ってきたから追い出してやったとこだ。そして今は日向ぼっこの真っ最中である。


  犬は楽だってそう思うかい?

 そんなことは無いさ僕にだって悩みはある。

  とは言っても僕のことではなく、僕のご主人様に関する悩みなのだけども。

 

  僕のご主人様は今年で中学生?ってものになったらしい。最初はすごく喜んでいたのに、日が昇って沈む度にどんどん笑顔が消えていく。

  そんなに嫌なら中学生ってやつを辞めたらいいのにそういう訳には行かないらしい。人間は難しい。


  そんな話をしてたらご主人様が帰ってきた!!

  今日もたくさん遊んでもらうんだ!!

  っと思ったけどご主人様の他にも何人かいるみたい。友達かな?でもちょっと怖そう


  「ここがお前の家か?だったらとっとと金持ってこい」


  「やっぱり無理だよ。お母さんにばれたら怒られちゃうよ」


  「なんだと!!!怒られるより俺に殴られる方がいいってことか?」


  男はそういうといきなりご主人様の顔を殴った。

  こいつらは友達なんかじゃない。よく見るとみんな手に棒のようなものを持ってるし、そもそも仲がいいならいきなり殴ったりしないはずだ。

  僕は人間のことは分からないけどご主人様が怖くて震えてるのはわかる。


  とにかく助けなきゃ!!!


「ワン!ワン!!ワン!!!(これ以上ご主人様に何かしたらタダじゃ置かないぞ!!)」


  「クロ?」


  「何だこの犬、うるせぇな!!」


  ドガッ!!


  突然痛みが走る。体が宙を舞う。

  棒で殴られたのか、はたまた蹴られたのかそれは分からない、今わかることは強烈な痛みだけ。

  それでもご主人様を守らないと、さっきから泣いてる声が聞こえてくる。何とかしなくちゃ。

 

  「クロ、クロ!逃げて!近づいたらダメだよ!!」


  「まだ楯突く気か」


  ドン!!


  再び宙を舞う。

  まだだ、まだ立てる、まだ歩ける。

  大丈夫だから、どうかご主人様泣かないで、僕が何とかするかr


  ドゴッ!!


  「しつこい犬だな」


  「クローーー!」


  今回は痛くなかったぞ、それに宙を舞うこともなかった。いや、舞っているのか?なんかよくわからなくなってきたや。あれ足が動かない、そもそもどうやって動かしてたっけ?あれ?ほんとに何もわからなくなって...それにとても眠くて...でも寝る訳には...


  「ヤバいっすよ。あの犬動かなくなっちまいやしたよ。死んだんじゃないっすか?」


  「ふんっ!あんな犬死んだって構わんだろ。そんなことより、あの犬みたくなりたくなければ」


  「よくも、よくもクロを、うわあああぁぁぁ!!!」


 薄れていく意識の中で最後に見たご主人様の顔は今まで見た事の無い、怒りと悲しみの混じったそんな顔だった。


後書きです。

まさかここまで読んでくれる方がいるなんて思っても見ませんでした。


犬なのに異世界に来てしまったクロ、そんなことは露知らず、モンスター?、魔物?動物と何が違うのさ?でも、こいつは変な生き物だ。ぶよぶよヌルヌルで柔らかい。もしかしてこれがタコってやつですか?

次回、犬とスライムとそれから猫?

それがスライムってやつです。乞うご期待。


※予告は思いついたことを適当に書いてます。

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