モヤモヤ
「大丈夫でございますか?」
「相手をするのが面倒になっただけだ。問題ない」
「やはり少しお疲れのようですね。早めに休まれてはいかがですか?」
「………そうだな。みんなすまない。先に休む」
俺は一人で先に床についた。
「やはり、精神に来ているようですね」
「まぁ、戦争したんじゃ。しょうがないじゃろう」
「みんなで支えていかないとですね」
「そうっすね」
やめて!!
まだ起きてるから!!
恥ずかしいから!!
トイレ行きたいし!!
翌日、金を受け取ってさっさと車で帰る。
300万fかと思ったら、10年の分割払いらしい。
ビックリしたけど、平常心を装って新しい皇帝のおばちゃんから受けとる。
「国を掃除していただいたこと、心より感謝致します。このご恩はいつか必ず」
「あっ、そういうのいいです」
「えっ?」
「静かに暮らせればそれでいいんで。ちょっかい出されたら許さないですけど」
「………かしこまりました」
よし。
帰る。
帰るぞ。
激しいホームシックを力に変えて、ペダルを踏み込む。
なんだろうこの気持ちは。
モヤモヤする。
そうだ。
風俗いこう。
「買いに行くか?」
「奇遇じゃの」
「俺も!!」
「お供致しましょう」
「自分は相手いるんで………」
「「チッ」」
行きたい気持ちがスピードに出てるな。
それは交代してもかわらない。
あとちょっとで町の門にもテロリストするところだった。
テロリストは店に行ってからだ!!
ジョイトイだ!!
店に到着、酒はいいから。
セクシーランジェリーを買って全員で吟味する。
セバスチャンが意外と攻めてるな。
ジェイソンはどうせ女王様ファッションだろ。
よし。
準備完了!!
フジコちゃーん!!
シードは車でお留守番だ。
ふぅ。
帰ったらポアソンとお金の計算しないとな。
あと今回使ったマガジンなんかの整理もある。
みんな仕事を思い出したようだ。
やはりなにか呪いにかかっていたのだろう。
みんなシャキッとしたいい男になっている。
シードも頑張りなさい。
のんびりとしたスピードで街道を抜け、村を越えて湖に到着。
今日は湖が格別キレイに見えるな。
心が洗われていくようで、まるで、まるで、あれのようだ。
スッキリした4人とムラムラした1人が家に帰ると、みんなが出迎えてきてくれる。
みんなはこんな大人になったらダメだよ?
あれ? シードがいない。
早いなおい。
おやっさんにも挨拶にいく。
夕食前で忙しいので簡単に挨拶して、詳しい話はまたしよう。
家に帰るとジェイソンが子供たちに武勇伝を語っている。
お前運転で銃ほとんど撃ってないだろ。
「しかし、これは広がるじゃろうな。なんせ5対万じゃ。いくらなんでも信じないじゃろうがな」
「ホッホッホ。怖がられるぐらいで丁度いいのではないですかな?」
「それもそうじゃな!!」
「魔王としての第一歩だな!!」
いろいろ買ったけど、貴族の家からかっぱらったりして元は取ってるからな。
お金を使ったのは今回のダンプぐらいだ。
ポアソンに渡したお金は半分ほど魔石に使ったようだが、まだ組合に山ほど残っているらしい。
取り敢えず今ある分を販売してお金に替えておく。
残金443万f。
ケン正義って呼んで。
祭りの影響として、また冒険者が増えてきたようだ。
魔物グランプリを経験してここでの狩りの方が儲かると踏んで来ているらしい。
そしてそのお金をほとんど小便に錬成しているようだ。
アホばっかりだな。
翌日、ポアソンを連れて組合にやってきた。
魔石の取引のためだ。
組合宿舎にしまってあるらしいので取りに行く。
1週間しないでこの量か。
まあ国中の魔石がここに運ばれてくるからな。
全部販売して組合に支払いをする。
家に帰って銃の手入れをする。
撃ちまくったので、汚れが結構ひどい。
分解して煤なんかの汚れをキレイにして、ガンオイルを差していく。
みんな一応携帯しているが、全部ではないので俺が収納にしまっている。
みんなの銃も同様にキレイにしていく。
マガジンは空のものと装填してあるものを分けて箱にしまって収納し、入れていない弾もしまう。
それが終われば今度はガレージに向かい、減っている物を購入して補充していく。
結構減っているな。
冒険者も増えたししょうがないか。
そっちも終わったので、ガゼボで1人のんびりお酒を飲む。
セバスチャンは庭を見に行っているようだ。
………ふぅ。
掃除してくれてありがとうか。
どうか恨まないでくれよ。




