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物量は力



バスン!! バスン!! バスン!! バスン!!



敵の前を撫でるように進みながらアサルトライフルを撃っていく。

グスタフは前、セバスチャンは真ん中、シードは後ろ、俺は上だ。



「よーし2周目だ!! 全員ガスマスク付けろ!! 催涙弾投げるぞ!!」


「早くないっすか!?」


「ハゲ!! 人が多いから良いんだろ!! グスタフ、ハゲイソンにもガスマスク付けてやれ!!」


「その名前ヤダァ!!」



そのまま2周目に突入し今度は催涙弾を敵の中に投擲していく。

よし。

混乱している今のうちに第3弾行ってみよう。

今度は前と後ろが射撃して、セバスチャンが火炎瓶に火を付け、俺が投げる。



バスン!! バスン!! パリン!! バスン!! パリン!!

「ギャァァァァァ!!」



「よし、次は1点集中だ!! 一番端に近付けて撃ちまくれ!!」



そのまま隊列の一番端から30mの所に車を停め、近付けないように催涙弾を5個ほど投げてから射撃を開始する。

今度はフルオートに改造したChargerPistolでの射撃だ。

25発マガジンが逆さまにくっついてるマガジンでリロードも簡単にしてある。

まあ3秒で撃ち尽くすんだけど。



ブゥゥゥゥゥ!!

カシャカシャ。

ブゥゥゥゥゥ!!



連射能力が高過ぎる。

これ後で掃除が面倒臭いやつだ。



敵の隊列が崩れてこちらに向かってくる。

AR556に戻して、スコープで手当たり次第に撃っていく。

シードは愛銃のAR10で撃っていくようだ。

グスタフはMossberg 590M。

10発装填できるマガジンが付いたショットガンだ。

セバスチャンは10/22。



馬に乗ってるような偉そうな奴を探して撃っていくが、なかなか当たらない。

兵士を狙って一回スコープの調節をする。

よし、狙ったところに当たるようになった。



囲まれてきたので、ジェイソンに車を出してもらう。

今度はまた走りながら火炎瓶での攻撃。

ていうか火炎瓶全部使いきるつもり。



全員で火炎瓶をポイポイする。

あいつら、攻城兵器に隠れながら押してくるつもりだ。

攻城兵器にも水がかけられている。



ジェイソンに攻城兵器に近付けてもらい、火炎瓶と催涙弾をダブルで投げまくって逃げる。



そこからも火炎瓶を投げ続け、火炎瓶が切れるころにまた銃に持ち換えて攻撃を加えていく。

まだ全然残ってるな。

もうちょっと催涙弾でも使って戦力落とすか。



今度はジェイソンに人が多い所に近付くように伝えて車を移動させる。

催涙弾のほうが広がるから威力が大きいな。

戦力を削ぐならこっちだな。

戦意を削ぐなら火炎瓶だけど。



そろそろ何か派手なことやりたいな。

ちょっと築城でもしますか。



ちょっと戦闘から離れてコンテナの欄を開く。

安くていいので1600fで中古のコンテナを10個購入し、五角形で2段積み重ねる。

一辺だけ作らずに車をそこに入れさせて蓋をした。



車を収納して一休み。



「いやぁ、まさか戦場でこんなゆっくりできるとはのぉ」


「まって………。あいつら破城槌で攻撃するつもりだ。上から催涙弾投げてくる。一応ガスマスク着けといて」


「私もお供致しましょう」


「あっ私も行きます!!」



結局全員で行くことになった。

連れションかよ。



梯子で上に上がり、催涙弾を落とす。

そのままのんびりみんなでスナイプ合戦。

全員同じスコープを着けて、同じ標的を狙う。

上から見た感じ1万人もいないかもな。



盛られたかな?

いや誰もそんなこと言ってないか。



そこからみんなで対物ライフル射撃体験。

肩が飛んでいくかと思った。

シードは良くこんなもん連射してたな。



みんなでランチを食べながら、望遠鏡で敵陣を見渡す。

デブがこっちを見ていたので手を振っておいた。

距離的に500mぐらい離れているけど手を振れば見えるかもしれない。



反応がないな。

一発撃ってみよう。

500mの距離はAR556だな。

口径は近いが火薬の量が違う。



バスン!!

「っしゃあ!! オーク討伐!!」


「なんじゃと!?本当か?」


「口上言ってたデブだぞ!! 俺が優勝だな!?」


「休憩中じゃ!! ノーカウントじゃ!!」


「ふざけんな!! なんのために休憩中も偵察してたと思ってんだ!!」



休憩中は置いといて、相手の大ボスを倒した結果、相手は兵の運用が目茶苦茶になり、逃げ出す兵が大分増えた。

まあ怪我の功名ってやつ?



そこからパンパン残党を狩っていったのだが、兵士はどんどん少なくなり最終的には1つの団体しか残っていなかった。

斬新だな。



俺はバイクで近づき、その団体に声をかける。



「えーと。お互い人も残っていませんし、ここは一回休戦して一緒に食事しませんか?」


「………」



野営が続いてまともなご飯を食べていないのか、全員顔に疲れが見える。

じゃあ代表だけということで、俺とセバスチャン、相手も代表と付き添いという形で戦場のど真ん中で一緒に食事を取った。

向こうの兵士にはお互いの健闘を称えるという形で料理を送る。



「かたじけない………」


「なんでみんな逃げちゃったんですか?」


「将軍がやられたからだ。私たちは足止めだ」


「大変ですね。毒は入っていないのでお腹いっぱい食べてください。私が先に全種類食べてからでかまわないです」


「心配は無用だ。5人で4千に勝った相手がわざわざ毒殺なんて手は使うと思っていない。ありがたくいただこう」


「あなたも元陛下派で?」


「違うから置いていかれたのだ。仕方ない」


「私たちは今、ウォーケさんを中心に動いています。仲間になりませんか?」


「なりたいのは山々だが、私の領地はもう掌握されて領民が人質に取られている。戦うほか手はないのだ」


「なら戦わないでください。殺さなくてはいけなくなります。ザートに逃げていただいても構いません。ウォーケさんには事情を説明しておきます」


「できるのであればありがたい。この国は変わらなければダメになってしまう。私も人質がいなければ一緒に戦いたい人間だ。このような形で出会ったことを不幸に思う」


「まったくですね。あなたとは仲良くなれそうです。上が無能だと下が苦労する。私も苦労ばかりかけている人間ですが」


「そんなことはない。私もあなたのような人間の下で働きたかった」


「私が変えるんで少し捕虜として待っていてください。ほんのすぐです。あなたたちの待遇は私が保証します」


「グッ………。グスッ………。感謝する………」



皆さんを丁重にザートに送り届け、ウォーケさんに事情を説明して手厚く扱うようお願いした。ウォーケさんも了解してくれ、客人として扱ってくれるようだ。



ということで、安心して帝都に向かうことにする。

車で移動して、帝都から500mほどの地点にまたコンテナで簡易要塞を作った。

後は高所でバカンスである。



「偉そうなのが塀の上におりますが、どう致しますか?」


「当てたら勝ちな」



500mぐらい、当てようと思えば難しくない距離だ。

みんなで塀の上の兵士を的にする。



どうやって帝都を落とそうか。

取り敢えず対物ライフルで門を撃ってみて、様子を見てみる。

貫通してるっぽい。



シードに門を撃ち続けるように指示をだし、俺は門を破れる重機をサイトmachinery zoneで探してみる。

クレーン車のクレーンでぶち破ることも考えたが、45万f使って777Fというダンプを買った。

高かったが、デカイし馬力がある。



このダンプは100トン乗せられる物で、座席は1つしかないが、そこまでに行くために通路と手すりがついている。

手すりに鉄板を固定して壁を作り、前面に鉄パイプでガードを取り付けた。



ダンプの荷台を上げて盾にして、バックで門に突っ込む。

938馬力あるんだ。

門すらただの板と変わらない。



ズガァン!!

帝都侵入成功。

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