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家で遊ぼう



今日は畑仕事だ。

元々森だったのでいい土なのだが、耕すのには時間がかかる。

耕運機を購入して、ケビンに使い方を教える。



ていうか電気式もあったのね。

walmartが使えるようになったときは耕し終わってたから見てなかった。



それを使って耕し、残っていた根っこなんかはショベルカーで引き抜いた。

ショベルカー5万f。



ちょっと高かったが、使用年数も短いしこれからも使う機会は多いだろう。



大きい石なんかも掘り出し、畑として使用できるようになるまではそんなに時間はかからないだろう。

トラクターに付けるタイプの耕運機もあったが、すべてアメリカンサイズでゴツかったのでやめてしまった。



この畑は商売用ではないし問題は無いだろう。




次にシードの木材。

枝なんかを粉砕する機械を導入。

葉っぱやなんかの処理も楽になるだろう。



粉砕したものはまとめてショベルカーで開けた穴に入れ、しばらくしてから畑に撒く予定だ。



チェーンソーもガソリン式に換えて、ついでにチェーンソーを使う製材機も購入した。



全部薪にしても使いきれない。

製材して板にした方がまだ利用方法が多いだろう。



女性陣には、各種掃除道具と、洗濯板をプレゼント。

基本的には踏みつけるか叩くのが一般的なので、洗剤と洗濯板だけでも綺麗になると思う。

家事は大変だ。

そのうち洗濯機も使えるようにしておこう。



ついでに手が荒れないようにゴム手袋も多めにわたし、ハンドクリームなんかも渡しておく。

化粧水や乳液、BBなんかもあった方がいいだろう。

まとめて女性陣にあげたら、とても喜ばれた。

女の子たちはまだ早いかな?



自転車とかわいい服を買ってあげる。




男の子たちにも自転車なんかを渡しておく。

あまり遠くに行かなければ問題は無いだろう。

剣術の練習用に柔らかい素材の玩具の剣と当たっても痛くない玩具の銃を渡しておく。



英才教育だ。

いつか俺の代わりに神を倒してくれ。




俺はグスタフとセバスチャンを連れて湖へ。

三人が乗っても大丈夫そうなボートを買って釣りをする。



「なんだかんだ忙しいな」


「一度にたくさん始めたからのぉ。少ししたら落ち着くじゃろう」


「旦那様はそれまでにまた始めそうですが」


「それもそうじゃな」



相変わらずの入れ食い状態。

ちょっと餌を大きい物に変えるか?



餌釣りからルアーに変えて、釣りをする。

何回か投げていると、ルアーを追いかけてくる魚影が見えた。

少しスピードを落として食いつかせる。



当たった。

引きがいつもより大きい。

いつもと違う魚のようだ。



釣り上げてみると、バスっぽい。

収納に入れて確認してみると、そのままバスと出た。

種類は?



これだけ綺麗な水だったら臭みもあまり無いだろう。

そのまま血抜きしてしまう。



「大きいのぉ。その疑似餌で釣れるのか?」


「これは少し遠くに投げて巻き取りながら魚に食いつかせるんだ。速く巻くと魚が追い付けないからゆっくりな」


「どれ、やってみるか」



その後セバスチャンも一緒にルアーフィッシングに変えて釣るのだが、これもコツを掴むと結構釣れる。

なんだこの湖。

ある程度釣ったら後は逃がし、持って帰って料理する。



ジェシカさんの横で、バスの鱗を取り、内臓と臭みの元になる油を取って塩焼き。

1つ焼いて味見してみたが、意外といける。

アメリカでも食ってるんだっけか。



「これも美味しいですな」


「悪くない味じゃ」


「胡椒をかけても美味いぞ」



バスの身をほぐして、ネギと醤油であえてご飯に乗せる。

バスも臭みが無ければ全然美味いな。



今度はそれにごま油をかけてキャベツとあえる。

少し唐辛子も振って完成。



こりゃあビールだな。


今度燻製にもしてみるか。





今日は、シードと家の裏の森に来ている。

間伐のためだ。


木を育てると言うよりかは手入れに近い。

鬱蒼としていて動きにくい。



シードと二人で間隔の短い木を切り、ついでに藪になっているような場所も整理する。

日が入り、森も大分明るくなった。



これだけでも安全性は上がるだろう。

できればフェンスなんかも付けたいが、この後を考えるとどこまで囲めば良いのか分からない。



ひとまずここまでで良いだろう。




今日はこれからモンケたちの相手をしなくちゃならん。

参加する子供が全部で10人。

ウォーター君は身体能力の関係で今回不参加。

俺の横で一緒に審判だ。



何か5対5でできることあるかな?



ということで庭にバレーボールネットを張る。

子供たちの身長を考えて低め。



女の子4人と男の子6人。

ロビン君が一人年上だが、そこは他のメンバーでバランスをとる。

ロビン君はスパイク禁止。



みんな初めての遊びなので、ボールもビーチボールで遊びやすくした。



意外といい勝負。


見てる方も楽しいなこれ。




次はバドミントン。

2人組を作って5点マッチの入れ替え制。

これは双子が強すぎた。

チームを分けて、できるだけいい勝負になるようにする。




結局夕方まで遊び、途中でウォーター君も入れて皆満足してくれたようだ。

これは倉庫に入れておくから時間があるときに好きに遊べるようにする。



小学校の先生になった気分。



そういえばモンケたちはどういう理由で孤児になったのだろう。

夕食後にでも詳しい話でも聞くか。




話を聞いたところ、孤児院から逃げたそうだ。

虐待とかそういうのではなく、古い孤児院の解体で皆がバラバラになるのが嫌で逃げたらしい。

一応孤児院に報告しといた方がいいかな?

探してたら悪いし。



セバスチャンにお願いしよう。

この中で一番見た目が安心できるし、何より保護者の俺が16のガキだ。



「というわけで報告しようと思うんだが、行ってくれないか?」


「それは別に構いませんが………、解体されたのでは? どこに報告に行けばよろしいのでしょうか?」


「………」


「向こうで、関係者に当たってみます」


「よろしく頼む………」



恥ずかしい………。

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