家族が増えるよ!!ry
今日はお休みなので、セバスチャンと奴隷商会に来ている。
新しい奴隷を買うのと、セバスチャンを奴隷から解放するためだ。
もうお金あるし普通に契約すればいい。
とりあえず戦闘奴隷を見る。
横一列に並んでもらう。
以前の仕事と奴隷になった理由を聞く。
最終決定権は自分にあるが、基本はセバスチャンに見てもらう。
セバスチャンに任せとけばだいたい上手くいくと経験が知っている。
「彼と彼と彼、以外は結構でございます」
3人を残して出ていった。
「この3人であれば、どなたがよろしいですか?」
「セバスチャンが戦ってみればいいさ」
「それは良い考えですな」
2人は楽勝だと思っているようでニヤニヤしているが、1人だけ冷や汗かいている。
「君だね」
「そうですな」
「嘘だろ? こんな化け物勝てねえって」
「じゃなくて君を買うよ」
どうやら戦いの指名だと思ったらしい。
後の二人は不服そうだが、勝てると思ってるのだろうか?
俺が見ても分かるのに。
まあ戦わせる必要も無いけどね。
セバスチャン、戦いたそうにしないの。
この男は名前をジェイソンと言うらしい。
傭兵だったが、仲間に騙されて借金を背負い、奴隷に成ったらしい。
次に家の雑務をお願いする奴隷を見せてもらう。
意外と小さい子も居るんだな。
と思ったら家族ですか。
4人とも買いますね。
この家族は畑が魔物に荒らされて税金が払えずに奴隷に成ったらしい。
安くても良いから家族で買ってほしいと言われたので買った。まあ高くても買ったと思うがな。
奥さんのジェシカと旦那さんのケビンは41歳、男の子ロビンが13歳、女の子エリーが7歳。
部屋が足りないし、ホームセンターで買うか。
確か木製の倉庫で窓も付いてるようないい感じのやつがあったはず。
取り敢えず5人を契約して、セバスチャンを解放する。
「まだ買われてから1月と経ってませんが…」
「いいのいいの、給料制にするから」
他の奴隷たちがビックリしているが、そのまま雇うし問題ない。
この奴隷たちもそのうち解放するだろう。
奴隷全員で4万f。
まだ12万5000f残っている。
そのまま家に帰ってきたが、セバスチャンには一回教会に行ってステータスを確認させる。
家について、部屋割りを決める。
家族に1部屋、ジェイソンとセバスチャンが取り敢えず同じ部屋、って感じかな。
ケビン一家には敷地内に別で家を建てるまで我慢してもらおう。
ジェシカさんに料理と掃除を任せ、ケビンさんには畑と雑務。兄妹はその手伝いをお願いした。
ケビン一家には毎月2000fで働いてもらい、お金がたまったら自分を買い戻してもらって、その後は継続するかどうか決める。
もっと高くても良かったんだが、もらいすぎだと断られた。
ジェイソンは1500fで。
セバスチャンが帰ってきたのでレベルを聞いたら43まで上がっていたらしい。
ジェイソンは青くなっていた。
ジェイソンは奴隷になる前Lv.27で、装備は盾と剣だそうだ。
コールドスチールから剣を並べると驚いていたが、武器を選ぶ時には真剣な顔になっていた。
直刀をその中のから選び、シールドも出してやる。
ライト付きのシールドに興奮していた。うるさい。
一回リビングに全員を集めて、俺が異世界出身だと教えた。
スキルのことも教えて、欲しいものがあれば言うように伝える。
その場で皆の服を買って、ついでに食器やらなんやらを買ってるうちに5千fも使ってしまった。
装備に3500。衣類に1200f。
明日は家のリフォームをしようと思ったが、先にケビン一家の家を作ってしまおう。
6500fでそこそこ大きい建物が作れる。
直ぐに増設もできそうな設計だが、壁が薄いので防寒対策だけしっかりしよう。
ジェシカさんにキッチンにある非常食や作り方を教え、新しいダイニングテーブルを買った。
前の物は小さすぎる。
ベッドは新しい家ができたらサイズに合わせて買うので、取り敢えずエアマットで我慢してもらうしかないが、これでも十分だと恐縮された。
奴隷として買われてきたので気持ちは分かるが、できるだけ早く慣れてもらおう。
いつまでも恐縮されていたらやりづらい。
取り敢えず家族が増えたことを祝して晩御飯は豪華にし、明日は双子やおやっさんを紹介することにした。




