宇宙ステーションを見た夜に
11月27日の17時47分ごろに、国際宇宙ステーションが半月の下を横切るのが見えるというので、同日の午後5時40分ぐらいから、完全な夜空と言うには若干の青みが残っている南の空を眺めていた。
当たり前といえば当たり前なのだけれど、宇宙ステーションは南西側の建物の陰から時間通りに姿を現し、冴えた半月の下を潜って東へとユックリ飛び去って行く。
明るさはギリでマイナス等星くらいだろうか。
流星とは違って尾も引かないし、人が作ったモノだと思わなければ結構地味な見ものだ。
暖かい部屋に戻ってから、そう言えば天宮1号の件はどうなっているのだろう、と思いだす。
天宮1号というのは、制御不能になっている中国の宇宙ステーションで、地上への落下は不可避とされている宇宙ゴミだ。
10月くらいに新聞を賑わせていたが、大気圏に突入するタイミングにならないと落下場所は予測できないとの事だったはずだ。今の処は南極圏・北極圏を除く地球全域に落下の可能性が有ると言う。
来年の1月から2月には、それが落ちて来る可能性が高いらしい。
その後の経過を記した記事が無いかと検索してみたが、古いニュース・ソースしか見付ける事が出来なかった。
天宮1号は、大気圏に突入したら摩擦熱で大部分は消滅してしまうらしいし、数百㎏ぐらいの燃え残りは地上にまで到達する可能性はあるらしいけれど、日本への落下コースが判明したら、海自のSM-3と陸自のPAC3とで破壊出来るのだろうな、とボンヤリ考える。
日本に落ちて来る宇宙ステーションを迎撃するのには、まさか野党も反対しないだろうし。
けれども、迎撃システムを持たない国の国民は、自国が落下予測地域に入ったら怖いだろうな、との考えが頭をよぎる。
ま、海か無人地帯か、人命に影響の出ない場所に落ちる可能性が殆どでしょうけど。
テレビでは北朝鮮の『漁船』がまた漂着した事を報じている。