第一話 恋するヲトメ
はじめまして。水菜と申します。
脳内に溢れかえった妄想の捌け口にしようと思っています。どうかお付き合いください。
婦女子:成人女性のこと。落ち着いたたたずまいや清楚な女性など意味する。
イケメンとイケメンが仲良くしている様子をみて何かしらの感情を持たない女子はいない。
少なくとも私はそう思うし、もしもそんなことないって言う自称「女子」がいるならそんなのはニセモノの女子だ。
日本だけを見ても世界を見てもいつの時代だって♂×♂の素敵なものがあるのに興味がないだなんて女子失格だ。
イケメンの隣にはイケメン。そこに女子が入る隙はない!その女子というのは私も例外ではない。
……なかったはずなのに。
結局は私も女子だったわけで、
自分でも驚くほどストンっと恋に落ちた。
腐女子として目覚める前は普通に恋もしてたし彼氏もいたけど、目覚めてからは私はあくまでも壁!そして枕になりたいっ‼と本気で思っていたわけで。
恋なんて数年ぶりだし、なんなら今までのは実は恋でなんかなくてこれが初恋なんじゃないかなんて思い始めた。
完全に乙女モードになっている。
あーもう腐女子失格だ。そう思いつつ、
それでも頭の中はあの人のこととホモォのことでいっぱいだ。
あー、むしろ卒業したい。
だって好きな人とは同じ気持ちでいたいじゃないか。
あぁ、『腐女子なんて気持ち悪い。』