復讐劇 オードブル
森の小川には大きな鉈を持った肌が黒くドクロの装飾品を身につけたオークがいた。本来こんなところにいる筈がない。森が静かになっている理由としては納得がいくが小川に出て一気に開けたため逃げることや隠れることが出来ない。オークがこっちに振り向く。死闘が始まることを体が感じ心拍数が上がり体が熱くなる恐怖と高揚感で体が押し潰されそうだ。
オークが鉈を振り上げてこちらに振り下ろすそれをかわして初めてスキル:料理を使う。しかし、予想していた通りオークの弱点が浮き上がるだけだった。やはり、倒すには魔法しか無いがオークは皮膚が厚いため基本的に魔法はつうじない。しかし、魔法で刀を生成する事ができるため俺はオークから距離をとり落ちてる木を拾いあげ呪文を唱える。
「精製」
たちまち、木は眩い光を発しながら刀に姿を変えた。俺はその刀で振り下ろしてきた鉈受けるが筋力がない為押されてしまい肩に鉈がかすり血が滲む俺は距離をとり間合いを作る。鉈の傷が痛むため片手でしか剣を扱えない。しかし、俺にはこいつを倒すための脳がある。
俺は小川がある方向へ走って小川の向こう岸へ跳ぶ。小川を挟んでオークと相向かいになる。俺は攻撃を受けている時点で少し不利だ。ここで起死回生の技を使えれば切り抜ける。そして、明日の糧にする。
俺は空気中の二酸化炭素を凝縮し川の水を火炎魔法で蒸発させ煙を作り出し川向こうにいるオークの視界を塞ぐ。そして,俺は小川を渡りオークの背後に回った。そして、オークの背中に手を置きスキル:料理。ここで乱数を引けば。
スキル料理には三つの能力がある。
1,レシピ 相手の弱点や内臓の位置を浮かび上がらせる。
2,捌き 自分が好きなように形を変化させることができレベルが上がると斬撃を放つ事ができる。
3,火入れ 火を自由に操る
レシピはこのスキルを持っている人全てができるが後の二つは知っていないと認知することが出来ないため大抵の人はこのスキルを100%使いこなす事ができない。
オークの脊髄を断ち切るイメージ。
そして,スモークが晴れた時には脊髄が中途半端に断ち切られたオークが膝をついていた。
この後,激戦。