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機鋼城の主  作者: ニムル
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プロローグ 

久々に短めのお話をたくさん連ねて行こうと思います。

今日が載った作品から更新着ていくのでよろしくお願いします。

 ごうんごうん。大きな機械音が荒れ果てた地面に響く。


 そんな機械音を立てながら地面を揺らしているのは高さ50メートルはあろうかという巨大な多脚の乗り物だった。


 荒野と化した大地を歩くその機械が向かう先には、大きな建物群がある。


「ふぅ……今度はちゃんと生きている人がいるのかね」


 ライフルの手入れをしながら、機械の窓越しに外の建物群を見つめている少女がいた。


「暖房設備稼働してるのに少し冷えるなあ。やっぱり窓辺は外の影響受けやすいか。結露しないだけましかな……髪の毛切らなきゃよかったや」


 彼女はそういって首元までで切りそろえられた髪の毛を後ろ手に触り、ついでに格好を整えておこうと窓を鏡に見立てて一人でファッションショーを開催し始める。


 深緑の分厚い上着の中に黒い縦襟のジャケットをまとい、下半身は動きやすくするためか黒いショートパンツとタイツをはいている。靴は履いていないが、近くの扉の横にこれまた黒く、そして長めの黒いブーツがおいてあった。


 彼女の名前はイコ。この【機鋼城】でこの世界を旅している()()()()の1人だ。


「まあサイアク野菜と鶏肉以外の食糧が手に入ればいいけど」


 ライフルの手入れを終えると、彼女は機鋼城の窓周辺にあったたくさんのスイッチの中の一つを選んで押す。すると機鋼城のその長い脚はどんどんと小さく折りたたまれていった。


「ではいきますかね」


 扉の近くに置いてあったブーツを履いて手袋とニット帽、ゴーグルを着けると、彼女は扉を開けて外へと飛び出していく。


「さあ、本日も探検と探検の時間といきますか!!」


 そうしてライフルを片手に彼女は一人建物群へと近づいていくのだった。

読んでくださりありがとうございました。

また次回もよろしくお願いします。

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