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ヴェディーユの配下蹂躙~レヴの能力~

 みなさんは物質の『状態』が4()()あるのをご存知でしょうか?



 


 1つ目……個体。














 2つ目……液体。



















 3つ目……気体。

















 そして









 4つ目……プラズマ。



 プラズマとは気体を構成する分子が電離し陽イオンと電子に分かれて運動している状態である。

 噛み砕いた言い回しにすると『電子が暴れまわって電気が発生』している状態のこと。




 では、そのプラズマを……電子を種族特性で操れたら?




 『血』の()()をプラズマにして『血』を構成する『電子』をレヴの種族特性で操ると電撃が魔法を使わずに(つく)り出せる。

 これはレヴがドラゴンの血も体に馴染ませることに成功し、レヴの能力が大幅に強化されたことによる能力進化の恩恵。


 また、最初に吸収した『血』は()()の血。()()のあの連携、あの戦術、あの頭脳、あの戦闘センスはレヴの血に染み込んでいる。

 その次に吸収した獣タイプの魔物からは野性的な勘、動体視力、身体的能力の向上などが()られた。この獣タイプの魔物はマスターが瞬殺したから出番がなかったが一体一体の身体能力はレヴより高く獲られた能力の恩恵は高い。

 

 このようにしてレヴが強化されていき、バンパイアのレベルを超え、もはや『魔王』クラスの力を持つようになっていた。






「んじゃ、任せるわ」


 マスターはレヴに言われた通りにアイテムボックスで空に上がり、レヴはデーモン4、50体に囲まれる。


 レヴがデーモンより先に動き、血を構成する電子を操作した電撃をデーモンに放った。結果は先程同様、赤い電撃を放ちながら塵となっていく。デーモンの攻撃を避けながら数体程この攻撃で葬り去っていく。

 倒した数が二桁を超えたあたりでデーモンの死に方に変化が起こる。レヴの電撃をデーモンがくらい、電撃が弾け塵とならず、突如としてデーモンが時間を掛けながら()()出し始めた。


「なるほどね。これってこーゆー使い方もできるのね」


 レヴは自分の能力を確めながらデーモンを殺していく。そのレヴに向かって魔法で創られた全長3メートル程の氷柱(つらら)が飛んで行くが、レヴに氷柱が当たる寸前で()()、蒸発して消える。レヴは氷柱を射ってきたデーモンを電撃を浴びせ、()()()()



 このレヴの使った攻撃の仕組みは電子レンジと同じだ。ただ、電圧が桁違いだが。

 電子レンジの仕組みを簡単に説明すると『電子』を『物質の電子』に直接ぶつけ、電子同士がぶつかった時に発生する『摩擦熱』を利用して物質を温めているという物だ。

 なら、相手の血を構成する『電子』全てをぶつけ合わせ続けられたら--……。


 

 

 

 もはやレヴは『血』を持つ()()()相手なら負けなくなった。







 





 そして全てのデーモンも残りの魔人も蹂躙し終わった。





次話は来週金曜17時~24時に投稿


『お前はもう、死んでいる』もよろしくね

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