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オーク蹂躙クエスト開幕

俺は寝る直前にレヴをアイテムボックスに回収した。ベット一つしかないからやむを得ず。

 

 ホテルをチェックアウトした俺は村の場所を聞きにギルドへ行く。俺の顔を見ると相変わらず顔が引き吊る受付嬢に村の場所を調べてもらっていると奥の部屋からドタドタとギルドマスター(ゴリラ)がやって来た。


「おい!ブレスレットはどうした!?…連れの女は!?」


「ん?ああ、ホテルで待ってる。」


「そんな訳無いだろう!探知機が反応してない!ブレスレットは!?…………まさか!!!こ、ころ…-。」


「んな訳無いよ。そればっかりは企業秘密ってことにしてくれ。ちゃんと生きてるし定期的に感知器が反応するようにするから。それで勘弁してくれ。」


「定期的…か。……………………本来駄目だが…。ってかこの現象事態がおかしいんだが、まぁ、こうしてギルドへ来てると言うことは逃げるつもりはないってことで良いんだな?」


「ま、そうだね。今もクエストの場所聞いてるだけだよ。……おっと、受付嬢が地図を持ってきた。場所を聞いたら行くから邪魔しないでくれ。」


「…はぁ、わかった。」


 ゼレギス(ギルドマスター)が立ち去った後、受付嬢がカウンターに地図を開き場所を説明してくれた。

 直線距離と、ある程度の周辺情報を聞いたらギルドを出て、空から向かう。












 そして俺は今、オークの集落の真上にいる。


「なるほどな。これは誰も受けたがらないわ。だって-。」


 数が100は超えていたからだ。建物内も含めればもう100や200はいるだろう。一介の冒険者1パーティーに依頼するクエストじゃない。報酬はオーク5匹程度の討伐クエと大差無かった。この村跡地に住み着いたオーク共を根絶やしにするのが今回のゴミクエストの内容だ。


 そして何よりこの数キロ近くに人間の村がまだあるって方が驚く。そこの村の連中はここにどれだけのオークがいるか分かっていなさそうだった。だから逃げずにのんきに畑仕事をしてこのゴミクエストをやってくれる冒険者が来るのを待っている。そんなところか。


(ハイリスク、ローリターン。そりゃ、誰も受けんわな。)


 心の中でそんなことを独りごちる。俺はアイテムボックスの上にレヴを取り出す。


「レヴ、下を見ろ。昨日やると言った依頼のオーク共だ。」


「…うへぇ。いっぱいいるわね。」


「レヴ、あれを一人で全部やれるか?」


「…や、やれないことはないわ。」


「なら、全部殺してこい。」


「う…。」


「なんだ?やれないのか。俺はクエストついでにレヴの強さが知りたいだけだ。死にそうになったら俺が全て始末するから行ってこい。」


「わかったわよ。たぶんマスターが来なくても十分よ。」


「ああ。あと、俺が待ちくたびれたらレヴごとやるから行ってこい。」


 俺はレヴの足元のアイテムボックスを閉じる。レヴが自由落下を始めた。


「え!?…ちょ…それどういうことおおおぉぉーーー!!!」


 レヴがツッコミを入れながらオークの群れに突っ込んだ。

























 ダジャレじないよ?

次話は来週金曜17時



うん、新作は年末投稿にしよう

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