表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/63

アイテムボックスで蹂躙されるモンスター

モンハン楽しい

 ダンジョンモンスターは魔物のような本能を持つが、その『根本的な本能』が違う。魔物は『生きる』という本能。ダンジョンモンスターは『己を強くする』という本能だ。


 ダンジョンモンスターは『生物ではない』ため、『生きる』という本能がない。そしてこいつらは他のモンスター・侵入者を殺すことで魔力保有量を増やすことができ、核となる魔石に魔力が貯まれば貯まる程強くなる。


 魔力保有量が多いダンジョンモンスターは本能だけでなく、意思・知性といったものも芽生えてくる。




-アイテムボックスに回収される魔核生物-


「む?ここは…。」


 周りを見ればモンスターしかおらず、小型・大型・姿・形の見た目はそれぞれ違うがこいつらが魔核生物だとわかる。私と同じ魔石の魔力を感じとれるから理解する。

 そして新たに理解したことがある。ここは『モンスターハウス』という、()()()()()()()の争いを禁止する部屋だ。部屋の外では弱き者は強き者の糧になる弱肉強食の世界が広がっている。

 

 なぜかはわからない。けど、私という存在が何で、ここがどういう場所なのか、と考えたら『理解』できた。


「そう…か。…これが私か。」


 自分の両手を見る。そして、両目を閉じ、自分の姿を思い浮かべる。理解する。自分の姿を。


「フ、どうやら私は進化したようだな。」


 今まで自身の魔力保有量が少なかったため自我はなく、ただ本能のままモンスターを狩っていた存在だった。それが、自我を持てる程に魔力保有量が増え、そして、存在としての質が進化した。


「どれ、試しに一つ使ってみるか。スキル・サーチ発動。…ふむ、侵入者か。上の階のモンスターハウスは全滅か。それほどの強者(つわもの)。…なら肩慣らしにちょうどいいか。」


 私は侵入者のもとへ向かう。下層階から上層階へ。まだ見ぬ侵入者を進化した私の力で蹂躙するために---。



-スキル-

 ダンジョンの内と外では概念が異なる。その異なる内の一つが『スキル』というものだ。自我を持つほどの強力な個体は『スキル』を扱え、『スキル』の種類が豊富だ。

 

 スキルを使用し、侵入者や他のモンスターにダメージを与えるなどの行為をすれば『スキルレベル』が上がる。当然、レベルが上がれば威力が上がるし、使用回数も増える。

-------------------

 



 お、おおー、強いぞ、この侵入者。どうやらこの侵入者は高速移動しながら出会ったモンスターを次々に瞬殺して下層へ降りていっているようだ。

 

 もうすぐだ。もうすぐでやつの姿が見える。私は通路の曲がり角に隠れて様子見する。



 あいつか…。なるほど、ここのやつらじゃまるで歯が立たんな。ならば-。

 

 私は侵入者の姿を見て、モンスター達が消されていくのを確認した。そして、私の力なら---と思い、やつの前に飛び出てこう宣言する。











































「ならば!この私がお相手しんぜ-。」














次話は明日土曜12時投



ブクマ登録とか評価とかされるとテンション上がって執筆が進みます^^

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ