わたしのちいさなざんげ
今私は父親から『お前なんのために生きてるんだ』と言われました。
ここだけ聞くと父親が悪いのか私が悪いのか分かりませんが、今回は完全に私が悪いです。今回のものは完全に私の失言でしたね。
涙がでそうです。涙はでませんが心に来るものがあります。
こういう気分の時に人は自殺をするのではないかと思いますね。
なぜこんなことになったのか……少し振り替えってみるとですね。
私は現在、受験を控える三年生になろうとしています。まぁ実質もうなっているといっても過言はないんですがね。
そんな時期になっていても、私の成績は底辺で、それなのになにもしようとしない……そりゃあ父親も怒るわけです。
話がそれましたね。で、なんでこんなことになったかというと、そろそろもう完全に痺れをきらしたご様子の父親が今日、いつものように話をしたんです。(まぁ話と言っても只の説教ですが)
その話をいつものように聞き流しつつ、相も変わらず懲りもせず携帯端末を弄くっていた訳でありますが、ふと私が「学校に行きたくないなぁ」と言ってしまったんです。
これは完全なる失言と化しました。
父は、「虐められたりしているのか?」と問いました。
私は「そんなことはない」と答えました。
「じゃあお前、友達とかじゃなくてただ学校に行きたくないんだな?」と再び問われました。
「そういうことになるね」私はそう答えました。
すると父は怒りました。お前はそんなにやる気がないのかと、そんなんじゃ勉強も上達しない訳だと、お前はただ将来ニートになりたいだけじゃないかと。
いつもは聞き流しているだけでしたが、これはさすがに心に来るものがありました。自業自得とは分かっていても心に来るものがありました。
実際あわよくば一攫千金と思っている私に対して、確かに間違ってはいない言葉でした。
私には母親がいません。母は3年ほど前にこの世から旅立ちました。子宮癌でした。進行をもう止められなくなったとお医者さんは言っていました。
母は子宮が生まれつき弱く私を産む前にも四回ほど流産していて、それでも子供が欲しいと無理に産んだことが原因なのか、癌になりました。
父は言いました。「こんなんじゃ、お前を産まないで母が残ればよかったじゃないか」と。「そんなんじゃ生きてても意味がない」と。
生きてても意味がない、はたまに言われることがありましたが、お前を産まなければよかった、なんて事を言われたのははじめてだったとおもいます。
もしかしたら、言われていたことに気付いていなかっただけなのかもしれませんが、はじめてだったとおもいます。
ここまでの話だけだと、父親が冷たく悪い人のように聞こえるかもしれませんがそんなことはないです。私が悪いんです。私だけが。
普通の人だったら、ここでじゃあ頑張ろう! となるはずですが、私はなりません。明日も明後日もそのまた次の日も、なにも変わらないまま。
私はいつまでも変われません。このまま、堕ちるところまで堕ちてしまいそうですね。
そんな自分は嫌だと思いつつも変えようとしない、そんな人間が私です。
___そんな私のこれはざんげ。