初めての生命体!
お読みいただきありがとうございます!
1週間に1話というペースがすでに崩れ始めて少し不安を感じております(笑)
なんか臭い・・・あとすごいヌルヌルしてて生温いこれはいったい何だろうか?
さっきからめっちゃ顔の上動き回ってんだけど・・・別に俺はペットは飼ってないしな~なんだろうか?
「んん?なんで俺外で寝てんの??しかもこんな大草原、俺しらねえよ!?」
「そうだろうな。だってお前、昨日の夜フラフラっとまるで夢遊病みたいに歩いてきて、いきなり倒れこんで寝てたもんなア」
「あ、そうなの?おしえてくれてえええええええええええええ!?!?は?へ?ひいいいいいいいいいこっちくんじゃねええええええええええええええええ俺は食っても美味くねえぞ!?」
ちょ、ちょっとタンマ待って待って、なんか目開けて横を見れば大きな狼さんがいらっしゃるんですけど?絶対これ俺食われるやつだよね?
あー終わった。もう終わりですわww
いやーどこかもよく解らん草原のど真ん中で狼に食い殺されることになるとはなあ。畳の上で死ぬのが夢だったのに・・・
お父さん、お母さんさようなら。あなたたちの息子はどことも知れない草原で狼に食い殺されます。
さあ!狼め!ひと思いに殺ってくれ!
「おいおい兄ちゃん、別にあんたを取って食おうってわけじゃねんだよ。まあ一旦落ち着いてくれよ。」
ん?あれえ?おかしいぞお??いま狼がしゃべらんかった??
「あのー、すいません?今しゃべってるのってもしかしなくてもそこにいる狼ですか?」
「ん?そうだけど?兄ちゃんやっと落ち着いたか。俺はアローングレイウルフだ!名前はまだない!」
なんで?ねえ?なんで狼がしゃべれんの??おまけに念話みたいので話しかけてくんだけど??まじでどうなってんだよ?あとアローングレイウルフってやっぱり狼なんだね・・
「はあ、まあ分かりました・・・質問なんですけどいいですか?」
「ん?どした??。水か?食料か??」
「いや、まあその両方も欲しいですけど、それよりもなんであなたと私は意思疎通ができるんですか?」
「ん?お前さん知らんの??有名な話じゃん、まれにそう言うスキルを持って生まれてくる奴がいるって。そんでそいつらは皆、何かしらの特殊なことができるって言うじゃん。お前が授かったのは動物と喋れる能力なんじゃね?」
え?有名な話なの??
「あ、そうなんですか?・・・で、これから私はどうなるんでしょうか?取って食うわけじゃないんでしょ?」
「うーん、とりあいず自己紹介しようぜ! 俺はさっきも言ったけどアローングレイウルフだ。名前はまだない。オスの2歳だ!よろしくな!」
このサイズで2歳とは・・・でけえなあ
「あ、はい。私の名前は大山京平って言います。性別は見てのとおり男24歳です!こちらこそよろしくお願いします!」
「おう!よろしく!!でな、俺はこれからお前をここから一番近いナルク村って村まで案内しようか? あとその他人行儀の言葉遣いもやめてくれよ。なんか背中がむず痒くなって来る。で、どうする? 案内するか?」
うーん正直、信頼はできないけどついて行くほかないしなー。まあついて行こう
「じゃあお願いしてもいい?」
「おう!任せとけ!!」
こうして俺に友達?が出来ました。まあ取って食われないといいなー
いかがでしたか?やっと主人公の名前が出せた(笑)