人生そんなに甘くない
お読みいただいてありがとうございます!!
「ハア、ハア、ハア・・くっそ、いつまで続くんだよこの道と草原・・・」
歩きますか!何て言ったはいいものの、かれこれ7時間ほど歩いてそれでもなお町どころか馬車の轍さえ見つけられずにいた。おまけにいつまでたってもこの草原の終わりが見えない。
カバンに入っていた水なんてとっくに飲みほした。
しかしこんなところで嘆いていたってどーしょもない。今はただ前に進むのみだ。
「ハア、ハア、ハア、・・やべえよ、そろそろ西の空が夕焼けに染まり始めたよ・・まじでどうしよう・・・」
あれから4時間位・・さすがに足が限界を迎え始めた。だってもうプルプルしてるもん!ほらあ!見てみなよこのプルプル加減!!もう完全に生まれたてのヤギみたいになってんじゃん!!
もう無理歩けない・・・
でもこのあと夜どうしよう?正直こんな草原の真ん中で寝るのは怖い・・・だって猛獣がいるかもしれないじゃん!!しかも草食動物だったとしても安心はできないよ!
だって俺、小さい頃に、仕留めた鹿に近づいたら鹿に角刺されて内臓が飛び出た猟師の人見たことあるもん!
その人はすぐ救急車で運ばれて何とかなったけど、こんな人里離れたところで刺されたら救急車とか来ないから間違いなく死ぬからね?
なので私は歩きます!
2時間後
あ、やばいっすわー
限界ですわー
もう喉がカラっからです・・・・・・
あーやべえくらくらしてきたあー
あー
バタッ
そんな音を立て男は倒れこんだのであった
いかがでしたか?ちなみに鹿に刺された猟師の方の話ですが作者の知り合いの方の実話ですww刺された本人はいまも元気ですが・・・