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公書士アンリエッタ 〜いつかペンと制度の力で〜

作者:ke
※書き溜めがなくなるまでは土日に更新。予定。

税、財産、貸借、身分、婚姻……。
それら法制度におけるあらゆる証明と表明に公書士は立ち会う。
些細なものから大きなことまで。
ヒトの住処に生きていれば避けては通れぬ手続きを、差し障りの起こらぬよう処理をする。

そんな公書士になったばかりのアンリエッタは、一人前になるべく、イスタ帝国・地方都市マティルドを訪れていた。
到着早々怪我をして上司のロランに非難されたり、たまに素行の悪い事務員のアニーにかわいがられたりする日々を送る彼女は、ある時不思議な力を持った兄妹と出会うーー


⬜︎登場人物(一部)

◯アンリエッタ・ベルジェ
21歳 女性 三等公書士 粗食 やや小柄
自分よりも他人を優先する性格。その性分は行き過ぎて時に自己犠牲を孕んでしまうことがあるが、自分のことはまともだと思っている。

「大丈夫、大丈夫だから。心配しないでいい。私はあなたたちのこと、助けたいの」


◯ロラン・シュタルン
33歳 男性 一等公書士 大柄
アンリエッタの雇用主。経験豊富で優秀な公書士だが、皮肉屋で口が悪い。つっけんどんな主張と口調で相手を面食らわせがちだが、自分のことはまともだと思っている。
アニーに甘い。

「全く、あのもうろくがいずれ自分にも降りかかるものと思うと嫌になる。……どうやら、相当、老眼が進んでしまっているらしい」


◯アニー
20代中盤 女性 不動産管理人及び事務員
アンリエッタの同僚。あっけらかんとした面倒見の良い性格で、仕事はてきぱきと気持ちが良いが、砕けた勤務態度でロランのことも粗雑に扱う。
快楽主義でたまに素行が悪いが、自分のことはまともだと思っている。

「あっはは。まあ心配ないんじゃない? 真面目にやってりゃ忘れてくれるよ。ただなに、悲劇は喜劇ってのはよく言ったもんっていうか」
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