表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
**「天が咲学園の毎日:生徒たちの会話」**   作者: レイン
星川太陽目線の学園生活
2/2

**『太陽と悠真の昼休みの出来事』**


---


太陽は授業が終わり、お昼休みを迎えた。彼はさっそくある生徒の元へと向かって行った。


「やぁ悠真!お昼休みだよ」と、太陽は明るく声をかけた。


その生徒とは、同じクラスメイトの陽向悠真だった。


悠真はうんざりした顔で言った。「……お前も懲りねぇな」


「うん!一緒にお昼ご飯食べよ!」と、太陽は元気よく誘った。


「断る」と、悠真は立ち上がり、教室を出て行った。


「あっ、悠真……行っちゃった。仕方ない、今日は諦めよう」と、太陽は肩を落とし、自分の席に戻って持参したお弁当を食べ始めた。


〜しばらくして〜


「ご馳走様でした」と、太陽が片付けていると、悠真が教室に戻ってきた。


「やぁ悠真!」と、太陽はまた声をかけた。


悠真は無視して自分の席に座り、手には購買で買ったと思われる菓子パンが握られていた。


「今日のご飯はそれなの?」と、太陽は興味津々に尋ねた。


「悪いかよ」と、悠真は少し苛立った様子で返した。


「いや別に。なんと言うか、意外だなと思って」と、太陽は微笑んだ。


「意外?」と、悠真は怪訝な顔をした。


「うん。悠真はお弁当を持ってきているものだと思ってたから……」


「俺、寮暮らしだから。作るより買った方がいいんだよ」と、悠真は少し冷たく言った。


「そうなんだ」と、太陽は納得した様子でうなずいた。


「……なんだよ。何笑ってんだよ」と、悠真は不思議そうに訊いた。


「いや、別に」と、太陽は笑みを浮かべながら答えた。


(悠真って寮暮らしなんだ……。寮暮らしってどんな感じなんだろう?)と、太陽は心の中で思った。


「おい、いつまでそこにいるんだよ」と、悠真は少し苛立った様子で言った。


「え?悠真と仲良くなるまでだけど?」と、太陽は真剣な表情で答えた。


悠真は一瞬黙り込んだが、やがて立ち上がり、再び教室を出て行った。


「うーん?どうしたら悠真と仲良くなれるんだろう……?」と、太陽は首をかしげながら呟いた。


---

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ