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**「天が咲学園の毎日:生徒たちの会話」**   作者: レイン
星川太陽目線の学園生活
1/2

**「太陽と悠真の朝の挨拶」**


---

星川太陽は、いつものように元気いっぱいに2年A組の教室に入った。そこには、すでにクラスメイトの陽向悠真の姿があった。


「おお!悠真じゃないか!朝早いな!おはよう!」と、太陽は笑顔で声をかけた。


しかし、悠真は返事をしない。彼は無言で黒板に向かっていた。


「む?聞こえなかったのか?悠真!おはようー!」と、太陽はもう一度声を張り上げた。


「……うるっさいな!一度声をかければ聞こえるよ!」と、ついに悠真は振り返り、少し声を荒げて言った。


「おぉ!聞こえていたのか。悠真、おはよう!」と、太陽はまったく気にせず返す。


「はぁ……。相変わらず声がでかいな、お前は」と、悠真はため息をついた。


「元気なのが取り柄だからな、俺は」と、太陽は胸を張って答えた。


「それで?俺に何か用でもあるのか?」と、悠真は少しぶっきらぼうに言った。


「いや、特に用事はないんだ。ただ悠真の姿があったから声をかけただけだ」と、太陽は素直に答えた。


悠真は呆れ顔で席を立った。「おい悠真、どこへ行くんだ?もう授業が始まってしまうぞ」と、太陽は心配そうに言った。


「トイレだよ」と、悠真は短く返した。


「そうか、授業までには戻ってくるんだぞ」と、太陽は悠真を送り出した。


悠真が教室を出て行った後、太陽は小さくガッツポーズをした。「……今日はいつもより多く話せたぞ!この調子でもっと仲良くなりたいな」と、独り言のようにつぶやいて、自分の席へと戻っていった。


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