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初恋を拗らせた青春  作者: 雨七海 めあり
1/1

〜初恋〜


登場人物

如月 レイ(きさらぎ) 高校二年生 恋愛は妥協、初恋以外に価値は無いそんな主人公


花田絵馬(はなだ えま) レイの初恋の人


小鳥遊日葵(たかなし ひまり) レイの親友


如月 ゆいか レイの妹


皐月桃(さつきもも) レイの幼馴染


葉月悠 (はづきゆう) レイの親友

etc...


レイ 「なぁ!親友聞いて欲しいことがある」

そう自分の机を勢いよく叩きレイは言う、時間は昼休みいつもの三人で弁当を食べていた

悠 「まぁーた恋愛は妥協ってやつかぁ?」

日葵 「もう聞き飽きたよ〜」

レイ 「違う違う!俺ついに初恋をしたんだよ!」

悠&日葵 「初恋〜?」

日葵 「ぷっっっはっはぁあんたの口から初恋したなんて思ってもいなかったよ...ぷっ」

悠 「ふふっ確かに予想外のカミングアウトだけどそこまでおかしくもないだろう?レイだってもう高二だよ?」

日葵 「でもよつい昨日まで口癖のように恋愛は妥協だとほざいていたあのレイがだぞ?」

悠 「まぁまぁ大人になったってことでしょう」

悠 「それで、一体誰なのその初恋の人とやらは」

レイ 「モジモジ((ボソッ…花田絵馬...」

悠&日葵 「え?」

レイ 「だぁーから!花田絵馬だって!」

日葵 「花田絵馬ってあの?容姿端麗、才色兼備、清楚の語源の生みの親って言われてるあの?」

レイ 「そうだ」

悠 「うーん、(苦笑い)」

日葵 「あんたじゃ無理に決まってるでしょ笑笑笑」

レイ 「やってみなきゃ分かんないだろ..なっ!悠」

悠 「う〜ん今回ばかりは僕も頷けないかな」

レイ 「なんでよ」

悠 「残念だけどあの人は女子に対しては清楚で優しくてお嬢様だけど男子に対してはほぼ無口で氷の女王とか言われてるくらいだし」

日葵 「え、そんなあだ名ついてたんだ」

レイ 「ぐぅ」

悠 「まぁ誰であれ僕の親友の初恋なんだ応援はするよ」

日葵 「私もね、んであれだけ初恋がなんだとか言ってたんだから何か成功させる作戦とかあるわけ?」

レイ 「....」

悠 「あは...レイはそんな人間だからしょうがないよ」

レイ 「だってぇ」

日葵 「もーうしゃんとしなさいよ!」

日葵 「男なら当たって砕ける!これに限るわよね♪」

悠 「レイ、人は沢山恋をするんだから初恋くらい素直に自分の気持ちを伝えてみたらいいよ」

レイ 「....むぅちょっと色々やってみる!」

そう言うとレイは足早に教室を後にした

日葵 「どう思う?」

悠 「うーんレイをどう慰めるかまだ思いつかないよ」

日葵 「だよねぇいわゆる高嶺の花ってやつに手を伸ばそうとしてんだから」

悠 「しかも男嫌いで有名な氷の女王様」

日葵 「ちょっとその名前やめてよね一応友達なんだから」

悠 「ふふっそれはすまない」

日葵 「トラウマにはならないで欲しいんだけどね」

悠 「それは失敗したら多分むりだろうね」

日葵 「っていうか私は知らないんだけどさなんでレイってあんなに初恋に執着してるの?」

悠 「うーんここだけの話だよ」

悠 「昔ほんっとうに昔の頃良く公園で遊んでた頃レイはある女の子を好きになったんだよ、最初は仲良く遊んでいたんだけどある日を境に急にレイに対する態度だけが悪くなってね」

悠 「なんでもレイとその女の子が仲良く遊んでるのを気に食わなく思っていた男の子がその女の子に嘘言ったんだよ、〇〇ちゃんに聞こえないとこでレイは悪口言ってるよって」

悠 「あの頃はみんな素直だからそれを信じちゃった女の子がレイだけに対しては冷たい態度をとったみたいで」

悠 「それからレイは公園にも行かなくなったしあんな事を言うようになったんだよ」

日葵 「そんな過去が私でも知らない」

悠 「レイみんなに隠してたから、ほらさっきだって初恋したって言ってたでしょ」

日葵 「確かに」

悠 「もう忘れただけなのかそれとも胸の中に閉じ込めてるだけなのか」

日葵 「私たちどうすればいいかね」

悠 「とりあえず結果をまって全力で慰めて忘れるくらい遊ぶか」

日葵 「ニッいいね」

日葵 「そういえばレイってなんで今になって絵馬ちゃんの事が好きってなんだんだろう?」

悠 「確かに去年は同じクラスだったのになんで今更」

日葵 「あーでも去年レイほとんど学校来てなかったし会う機会もほぼなかったからじゃね」

悠 「そうかな〜?」


絵馬 「やっと見つけました」....

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