ああ、閻魔さま。
天国より地獄に落ちた方が楽しいと思います。御拝読、御拝見、よろしくお願いします。
地獄に落ちて 閻魔と踊りたい。
涎を垂らし 飢える日々。
痛みと快楽を欲しすぎて乾き果ててしまいそうだ
誰が水をくれないか 誰か 水をくれないか
自分の血で錆びれたカッター。黒く染まった笑顔
曇天の夜が笑う。風がヒューヒューと灰色の雲がやきもきと感情を燃やす。
僕は行き場を無くした焼死体の屍になっていた
血で血を洗う屍さんはと閻魔様に縋る日々。
どうか私をこの苦しみから解き放て一緒に踊ってくれないか。
独りで踊るの苦しいよ。それでも楽しいことがあって夕日が顔を覗かせる。
痛いよ痛いよ。やめてくれ。中途半端は嫌なんだ。
だから、私と踊りませんか赤く染まって血と一緒に舞う。踊りを。
曇天心模様が続く中、私は焼け焦げながら閻魔様に囀るばかり
お願いします。お願いします。どうかか私を地獄に落として切り刻んで
屍を抱いて踊ってくれないか。
何分も何時間も何日もお願いし続けている。
私は悟って泣いた。私には地獄に落ちる勇気がないことを知って泣いた。
首吊り未遂、薬物多量摂取、リストカットに偶然起きた交通事故。
閻魔様と踊れると思ったのに、私は生きている。
それでも、未だに閻魔に縋り続けている。
曇天に稲光がみえ夜になり雷光と豪雨が酷くなった。
嗚咽から漏れる声で私は、どうか私の舌を引きちぎり 黙らせてくれお願いだ お願いだ お願いだ
と咽び泣き雨に打たれ………
ここから記憶していない。
御拝見、御拝読ありがとうございました。