出撃準備
僕が直接いく必要はないみたいだけどここにある装備とドロイドとかの戦闘力が見たいからせっかくだし行ってみようと思って装備保管庫に来た。
うーん、持っていく装備を並べてみたけどかなりの量だぞこれ…
アリスに確認してもらおう。
「アリス、持っていく装備を見繕ってみたのですが今回の任務に適切か判断願えますか?」
「分かりました。今からそちらに向かいます。」
ーーー
数分後に来たアリスは助けてくれた時と違って僕と同じ制服を着ていた。
さっきの戦闘服も良かったけどこっちもカッコ良くていいな。
「いい選択ですが数世代前のものばかりですね、ああ…参謀課程の知識データを長いことアップデートしてなかったせいですね。取り敢えず今は私が見繕って説明します。後でちゃんと最新のものを送るので安心してください。」
どおりで使い方とか全く分からないものが多いわけだ。
てかアップデートしてから自分で選んだ方が早いんじゃないかとも思うがアリスが嬉しそうだしいいか。
「お願いします。」
彼女が見繕った装備を並べ終えて説明してくれるみたい。
「まずこれは最新の人工筋肉を使ったアサルトスーツです。もちろん衝撃吸収機能も搭載しているので防護フィールドごと吹き飛ばされても大丈夫です。それと防護ヘルメット、次にこれは試験的に初めて作成した魔道具でギュゲスの指輪と言います。魔力を流し込めば姿はもちろん音や熱、匂いなどを隠すことができます。スーツにも光学迷彩は付いていますがこちらは実戦での使用経験が無いので可能であれば試験的に使ってみてください。」
「了解しました。」
これらの他に彼女は連邦軍標準装備であるレールガンとそれ用の数種類の弾薬に銃剣、それとレーザーガンに連邦軍標準ナイフと僕の持っている防護シールドの強化版、それに加えてスモークグレネード、プラズマグレネードとメディキットにサバイバルキットを選んでくれた。
「ありがとうございます。」
「部隊には万全の護衛を命じますが、いざとなればサバイバルキットの中にあるビーコンを起動していただければ即応部隊が駆けつけますのですぐに手の届く場所に付けておいてください。」
「了解しました。」
「それではアマノ大佐、準備を終えましたら2番ハンガーに行ってください。小隊の準備は完了しています。ご武運を。」
「了解。ありがとうございます。」
努めて冷静でいたけど、装備めっちゃかっこいいな!!初めて冒険者用の装備を買った時みたいだ!!!
そんなくだらないことを考えながら準備を終わらせてハンガーに向かう。