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夏は来ない。

作者:kaizuka

 高校二年の夏。彼は呟いた。

 ――俺は、独りでいい。


 自らを陰キャと自覚し恋愛には決して手を出そうとしない、そして周囲に無害であることを使命だと言い張る彼、望月柊。

 それなりに自分が可愛い事を知っていて、ほんの少し威張ってしまった瞬間クラスから嫌われた、言わばいじめられている少女、雨宮桜。

 

 彼は、選ばれる。


 彼女に、そして――
薄暗い日常
2019/10/27 22:09
時計
2019/10/27 22:09
アンティーク
2019/10/27 22:11
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