ステップ1「言葉」→言語・文体について
ポエムの真髄。でもない。
それではいよいよ、本筋に行きたいと思います。
言葉・構成・表現と、詩を3ステップに分けて考えると、先ほどお話ししましたが、まずは「言葉」から。
辞書的な定義ですと、おそらく
意思を伝えるための意味、を持った音韻や文字
といったところでしょうか。
言葉という伝達ツールを編み出した人は、すごいですよね。
一つ弱点があるとすれば、"法則を知っている当人同士でないと通用しない"ことでしょうか。日本語を知らない人に日本語で話しかけても、暗号でしかないですね。
もちろん、手話など、音韻や文字以外でも会話をする方法はあります。ただ、手話・ボディランゲージは言葉とは少し違います。そして、詩で用いるのは言葉です。なぜって、
言葉は美しいからです。
言葉の、音韻や文字に、ただ"意思の伝達"以外の何かを感じたから、詩という芸術は生まれたのかもしれません。
言葉を2つに分けるなら、語彙と組み合わせ、から成り立っています。平たく言えば、文字と文章ですね。
ここでは、言語・文体と言うことにします。(言い換えが多くてすみません。。。)
再定義するなら、
言語→共通の法則を有する語のまとまり
文体→ある言語を用いた語の連なり、特に一定の性格・性質を表すもの
ですか。
そして分類すると、
時間と空間から再分類できることに気が付きます。
つまり、時間なら古語(文語)-現代語(口語)。-若者言葉、もありますね。
空間なら、方言-標準語、最近だと、-ネットスラングなども。もちろん、最も大きな分け方は"外国語かそうでないか"、です。
同じ言語体系でも、時代や場所によって、さまざまな言葉遣いが作られます。
発信する人、受信する人のシチュエーションで変わってくるのが、文体だと思います。
特に日本語は、一人称も豊富で、何より敬語があるので、色々な文体が出しやすいのではないでしょうか……?
潮風は、歌詞に影響を受けているので、標準語で淡々とした文体になりがちです。無機質と言いますか。
書き言葉よりも、話し言葉の方が、作者の感情は伝わりやすいかもしれません。例えば、方言で人情をうたった詩があれば、きっと感情移入しやすいはずです。
作者や作品に合った、言葉遣いを心がけることが大切です。
個人的には、意識しないで書いた詩が良いと思ってしまうタイプですが……。
もちろん、潮風は言語学者でもなんでもないので、きちんと学びたい方は、それなりの本を読むことをオススメします。
最後に、参考文献をあげるならば、
『新しい国語表記ハンドブック』(三省堂)
といったものが出ています。
日本語のルールなどをまとめたもので、他の出版社からも色々出ています。これを読んでテンションが上がる人は、定義・分類マニアかもしれません(笑)
ステップ2も乞うご期待!
最近BOOWYとBiSHばっかり聴いてます笑
そしてそして! 植田真梨恵さんのBlu-rayが出ましたね。植田さんがボーカル&アコギで、もう一人のかたがグランドピアノを弾くというスタイルで回ったツアーです。植田さんバズらせたい……ww