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ステップ3「表現」→→→レトリックについて

いよいよラストの要素、表現です。

レトリック=修辞技法。詩を詩らしくしているテクニックです。


さて、ここは簡潔に流します。(笑)


というのもですね、潮風個人の考えではありますが、必ずしもレトリックを使ってないと詩として成立しない、とは……“ならない”からです。

詩の要素は3×2=6通りに分類できると今までで言ってきましたが、つまりレトリックも要素の一つでしかないのです。他の要素で工夫できていれば、十分に個性は出せ、詩として面白くなると思います。

「言葉そのものの美しさ」「言葉の芸術」「言葉を大事にする」

重要なのは、言葉とどう向き合うか。技術うんぬんは、その先にある応用みたいなものだと考えます。


(言葉→ルール、構成→基本、表現→応用、みたいな。全部ひっくるめて世界観→個性になるのでは。)


ですので、この詩論ではレトリックを2パターンのみに絞ります。

・言葉を言い換える

・言葉を並び替える


前者は、言葉の「意味」の工夫ともいえます。有名なのが比喩ですね。言葉をたとえたりして、別の言い方で表現する。絵でいうと、色々な絵の具を混ぜて出したい色を作る、といった感じでしょうか。


後者は、言葉の「響き」の工夫になります。あるいは配置、です。有名なのが押韻ですね。決まった場所で、韻を踏む。同じ言葉を繰り返し用いるのも技の一つです。


ただ、意識して使うのは難しいかと思います。どちらかというと、自分の書きたい詩を書く過程で無意識的に用いて、あとから自分や誰かが評価する時に、ここはこういうテクニックだったんだね、などと分析するのがレトリックとして自然な気がします。

無理に技法を用いるのではなく、様々な詩を書いていく中で、自分のいわば得意技みたいなのが分かってくると思うので、必要に応じてそれを2,3用いたりするのが現実的ではないでしょうか!?


潮風の得意技を、次にご紹介して、この詩論を完成とさせていただきます。


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