表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/10

10

「ここが食堂よ」


アリアさんの後ろに付いていき食堂に付いた。

長机がいくつかあり、もう既にルナさん、ノンさんが座っていた。僕は二人に挨拶をする。


「ルナさん、ノンさんおはようございます」


「おはようにゃ」


「ファル君、にゃんちゃんおはよ~」


「おはようございます」


ノンさんは手を振り、ルナさんはお辞儀をして言った。

アリアさんは、ルナさんの隣に、僕はノンさんの隣に座った。

そういえばノンさんは、まだ寝てそうだと思ってたけど起きてたんだ。


「ファル君、今失礼な事考えたでしょ~」


ノンさんが僕のほっぺをつんつんしながら言う。


「えっ、顔に出てました?」


僕はついそう言ってしまった。


「何考えていたかお姉さんに話してご覧?」


ノンさんは悪戯っぽく笑う。

うーん、正直に言うか…


「僕はノンさんがその、まだ寝てると思っただけです」


「本当かな~?」


ノンさんは、僕のほっぺをつんつんするのをやめてほっぺを掴んできた。


「ノンしゃん、やめてくだひゃい」


「可愛いからやだ~」


僕が対応に困っていたらイムさんが朝食のパンとスープを持って来た。


「いちゃつくのはいいけど店の外でやってねぇ」


僕はイムさんに「いちゃついてませんよ!?」と講義をしたがスルーされた…


「ノン、ファル君困ってるからやめなさい」


アリアさんがそう言うとノンさんは「はーい」と言ってほっぺを掴むのを止めた。


「それじゃあ、頂きましょうか」


アリアさんが皆に行き渡った事を確認してそう言い、食べ始めた。

うん、美味しい。パン柔らかいし、スープも丁度いい味付けになってる。


「イム、今日も美味しいね」


アリアさんがイムさんにそう言った。


「そぉ?少し失敗したと思ったんだけどねぇ」


失敗!?こんな美味しいのに何処を失敗したんだろう?

僕がそう思っているとアリアさんがこう言った。


「イム照れ隠し下手だからね?」


え!今の照れ隠しだったの!


「いやぁ、そんな事はないよぉ」


あぁ、確かに視線ものすごい泳いでるなぁ。

イムさんの照れ隠しがものすごい下手という事実が発覚した後僕はアリアさんから今日の予定を聞かされていた。


「この後、冒険者ギルドに行って冒険者登録するからね」


昨日の門番さんが言ってた冒険者ギルドに行くのか…どんな所何だろう!


「ノンも食べ終わったみたいだし、出発する準備しましょうか」


僕はアリアさんに「はい!」と返事をし、部屋に戻り準備を始めた。

準備をしていると不意ににゃんたがこう言った。


「ルー、あっし少しの間別行動するけどいいかにゃ?」


「いいけどなんで?」


僕は気になったから聞いた。


「それは帰って来てから話すにゃ」


「う、うん。分かった。気を付けてね」


僕がそう言うとにゃんたは部屋を出ていった。

何か大事な用みたいだからね。

よし、準備完了!冒険者ギルドに行こう!僕は冒険者ギルドをどんな所か考えてわくわくしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ